住宅ローンをなんとか払っている非正規労働者の災害など緊急事態での脆さ
派遣社員やアルバイトのお仕事をされている方は、コロナウイルス関連の影響で収入が減ってしまい、それ以降住宅ローンのお支払いが滞るようになることが多くなったそうです。
その方々も、住宅ローンを組んだ時は正社員のお仕事をされていましたが、様々な事情で退職されて、派遣社員やアルバイトのお仕事をしながら、なんとか住宅ローンを払っているという方々です。
その他、自営や個人事業主で、本業が芳しくなく、仕方なく派遣社員やアルバイトのお仕事を掛け持ちでされているという人も多くいらっしゃいました。
そんなさなかでのコロナ騒動で、さらに苦境に立たされたのです。
この記事を読んでわかること
監修・このブログを書いた人
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士
公認不動産コンサルティングマスター
2級フィナンシャルプランニング技能士
賃貸不動産経営管理士
相続診断士
大手不動産仲介会社の法人営業部の責任者として任意売却部門を立ち上げ。銀行や信用保証会社、債権回収会社および破産管財人弁護士のサポート、そして住宅ローンの返済に困窮した方々のお悩み300件以上をコンサルティングしてきた、いわば任意売却の専門家。
影響を大きく受ける非正規労働者
今回のコロナウイルス関連の影響を、特に大きく受けているのが、そういった非正規と言われている派遣社員やアルバイトのお仕事をされている方々ではないでしょうか。
正社員であれば、会社からの要請でテレワークになっても、基本給は保証されるでしょうし、自宅待機になっても、収入がゼロにはならないと思います。
しかし、非正規の派遣社員やアルバイトの方々は出勤できなければ基本的に日給や時給はもらえないことが多いのです。
今回のコロナウイルスの影響で飲食店や小売店なども閉めたり営業時間を短縮しているのでアルバイトさんの働く時間も減っていると思います。
学費の足しにアルバイトをしている大学生がこのままだとアルバイトの収入がないので大学の学費が払えなくなるというニュースも出ていました。
先日も数年前に正社員の仕事を辞めてから正社員のお仕事を探しながらもなかなか見つからず、なんとか派遣社員で住宅ローンの返済や生活費をまかなってきていたというご相談者様がいらっしゃいました。
最悪の状態でご相談に来られたお客様
毎月の家計はギリギリか少し足りないくらいで節約に節約をかさねてなんとかやりくりされてきていたのですが、今回のコロナウイルスの影響によって派遣先が営業自粛となり派遣社員は自宅待機になってしまい収入が途絶えてしまったということでした。
ご相談にこられた月はその前月の派遣社員の給料が出るのでなんとか住宅ローンは払えるそうですが当月はまったく仕事に入れていないとのことで翌月からはまったく収入が見込めず住宅ローンの支払いも払えなくなるという見通しでした。
また、ご主人は正社員で奥様が派遣社員やアルバイト・パートというケースでのご相談者様もいらっしゃいました。
ご主人様と奥様の収入をあわせてなんとか住宅ローンの支払いも含めて家計がまわっていたところにコロナウイルスの影響で奥様の派遣社員やアルバイト・パートのお仕事が減ったり無くなったりしてしまったのです。
そのため、今までぎりぎりでまわしていた家計がまわらなくなり、住宅ローンを優先して払うと他の何かが払えなくなるのです。
食費を切り詰めるといってもゼロにできるわけでもなくもともと節約をしてきていたので奥様の減った収入分を埋めるまでにはとても足りません。
そしてどうにもこうにもならなくなりご相談されたといういきさつがありました。
できるだけ早い対応が必要です
住宅ローンの返済額は変わらず、収入が減った状態ではどう考えても厳しい状態が続くだけです。
できるだけ早い段階で借入先の金融機関に相談するなどして、返済額を減らさない限りは事態は悪化するだけです。
また、言語道断なのは他所で借り入れをして延命をすることです。そういう発想になる方は多いのですが、これは一番の悪手です。その時は良くても必ず破綻します。
どうしたら良いかが分からない…という方は私たちにご相談ください。無料の相談窓口を設けていますので、今のあなたの状況に合わせてサポート致します。
ぜひ、ご利用ください。