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ローン残った持ち家があると生活保護が通らない?!

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最後の砦が生活保護
最後の砦が生活保護
最後の砦が生活保護

様々な理由で収入が絶たれて働けなくなったときに住宅ローンが払えないどころか毎日の生活費もままならないという場合の最後の砦が生活保護ですよね。
しかし住宅ローンの残っている持ち家があると生活保護の申請をしても認めてもらえず役所に冷たくされて他に相談できる人もおらずに困って途方に暮れてしまう人が多いのです。

ご説明します


監修
細貝相談員
細貝相談員
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士
公認不動産コンサルティングマスター
2級フィナンシャルプランニング技能士
賃貸不動産経営管理士
相続診断士

大手不動産仲介会社の法人営業部の責任者として任意売却部門を立ち上げ、銀行や信用保証会社、債権回収会社および破産管財人弁護士のサポート、そして住宅ローンの返済に困窮した方々のお悩み、300件以上をコンサルティングしてきた任意売却の専門家です。

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なぜ残債のある持ち家があると生活保護が通らないのか?

なぜ住宅ローンが残っている持ち家があると生活保護の申請が通らないのかというと、生活保護から支払われる住居費が住宅ローンの返済に回ってしまうと税金で住宅ローンの返済が進んで生活保護申請者の資産形成になってしまうという超困っているの時にどうでもいいようなことが大きな理由だったりします。役所は役所で税金を使うために厳密にルールを運用せざるを得ないので仕方ないのです。
これが賃貸アパートなどの家賃であれば生活保護から住居費として支払われることは一定の範囲内で認められているので持ち家の住宅ローンが残っている場合とは大きく違うのです。

住宅ローンも払えていなくて毎日の生活費もなく水道や光熱費も払えなくなればライフラインも止まってしまうので最悪は命にかかわるような問題です。
特に真夏や真冬でライフラインが止まってしまったら家の中でも過酷な環境になるのはだれでも想像できることです。
なので持ち家の住宅ローンが払えていない状況だとしても持ち家を処分しない限り生活保護受給の土俵に乗らないということを知らずにぎりぎりまで引っぱってしまうと最悪本当に命にかかわります。
かといって明日の生活費もないくらい状況がひっ迫しているのにこれから持ち家を売却してどうのこうのと悠長なことは言っていられない場合も多々あるでしょう。

生活保護が受けられない!

今回は大けがをして仕事に行けなくなり住宅ローンも払えず電気ガス水道も止められて大変だったご相談者様のお話です。
このご相談者様は離婚して一人で自分名義の家に住んでいたのですが、持病の腰痛と股関節痛が悪くなってまともに歩けなくなり、大工の仕事にも行けなくなってしまったのです。
しばらくは貯金を取り崩して生活していたのですが持病も良くなる兆しがなくずっと仕事に行けなかったため収入はなく貯金は日ごとに減っていってしまいました。大酒飲みのヘビースモーカーであったのでなおさら貯金の減りは早かったのです。
そしてそろそろ貯金もなくなるけどまだまだ働けそうにないので役所の福祉課に生活保護を受けられないか相談に行きました。
そしたら持ち家があるからダメだと一蹴されたそうです。しかもお酒とたばこの臭いがプンプンしていたらしく窓口の担当者にまずタバコとお酒を減らして節約したらどうですかと憎まれ口を叩かれたそうです。
そうこうしているうちにどんどん手持ちのお金は無くなっていき、何度も役所にお願いに行ってもダメなものはダメだと言われてしまいとうとう電気ガス水道のライフラインまで払えなくなってしまったのでした。

持ち家あるのがダメならばと

それで持ち家をなんとかすればいいのかと考えて私たちにご相談頂いたのですが前述の通り住宅ローンの残っている持ち家があると生活保護の申請は受けてもらえません。
住宅ローンも払えなくなっていて滞納が始まっていましたので任意売却で進めることにしたのですが、なにぶん手持ちのお金がすっからかんでしたので任意売却で持ち家を売却するまでどう見ても生活自体が持たない状況だったのです。
なのでこちらから役所の窓口にアポイントを取りご相談者様と一緒に伺って現在の窮状を説明したのです。そして私たちが任意売却の依頼をご相談者様から受けていて持ち家は処分してその後自己破産する予定だとお伝えしました。そうすることで生活保護費から債務の返済に回ることは一切ないと説明したのです。
しかし、いかんせん任意売却で買主を見つけて持ち家の売却が完了するのは、どんだけ早くても数ヵ月かかります。それまでご相談者様の生活が持たないのですということを力説しました。

それでやっと役所の担当者も、今売却していることが分かる書類を私たちから提出すれば、持ち家がまだある状態でも、生活保護の申請を受けて頂けるようになったのです。
その代わりに、私たちのほうからは「持ち家を却している」という証明として、媒介契約書や債権者との任意売却を進めている書類を出すことが条件となりましたので、逐一役所に報告を入れながら任意売却の手続きを進めていくことになったのです。

任意売却も成功し生活保護も無事受給

ほどなくして生活保護費の振込があったとご相談者様から喜びの連絡がありました。これを機にタバコとお酒も控えめにしますと言っていました。私は関西人なのでやめるんちゃうんかいとツッコミたくなりましたがまあ生活に困らない程度にして下さいよとお伝えしました。
そして任意売却で無事に買い手が見つかり売買契約をしたタイミングで引越し先をご相談者様と一緒に探しました。役所にもこの物件でいいかとかいちいち了解をとりながらでしたので大変でしたが無事に引越し先もきまりました。
引っ越し屋さんに支払う引っ越し費用は任意売却の売買代金の中から捻出し、引越し先の賃貸の契約費用は生活保護費から支払ってもらうことにしたのです。

最後の決済引渡しの時にご相談者様は感激してとても喜んで頂けたことが印象に残っています。
最近久し振りに連絡することがあったのですがまだ生活保護受給者でした。しっかり持病の腰と股関節を治してまた大工としてバリバリ働きたいとものすごく前向きになられていましたのでこちらとしてもほっと一安心したというとこえろです。

これにて一件落着。なかなかヘビーな案件でしたがうまくいきました。
持ち家があって、生活保護を断られて明日の生活費にもお困りだという方でもなんとかいたしはご相談者様にとって一番よい形での問題解決方法をご相談者様と一緒に一生懸命に考えます。

 

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