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任意売却ブログ

バイト掛け持ちで住宅ローンを払い切れる?体を壊す前にご相談を!

バイトの掛け持ちでなんとか返済
バイトの掛け持ちでなんとか返済
バイトの掛け持ちでなんとか返済

住宅ローンを借りた時は正社員として働いていても、30年以上という長い住宅ローンの返済期間中には、本当にいろいろなことが起こりますので、正社員じゃなくなっているという人もけっこういらっしゃるのが現実なのです。

独立して経営者になっていたり、フリーランスや個人事業主として頑張られている人もいらっしゃいますが、中には派遣社員やアルバイトを掛け持ちして、生活費と住宅ローンの返済分をなんとか稼いでいるという人も多いのです。

今回は、正社員ではなくなってしまい住宅ローンの返済が厳しくなったご相談者様のお話です。


監修・このブログを書いた人

細貝相談員の顔写真
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細貝 和弘(ほそがい かずひろ)

宅地建物取引士
公認不動産コンサルティングマスター
2級フィナンシャルプランニング技能士
賃貸不動産経営管理士
相続診断士

大手不動産仲介会社の法人営業部の責任者として任意売却部門を立ち上げ。銀行や信用保証会社、債権回収会社および破産管財人弁護士のサポート、そして住宅ローンの返済に困窮した方々のお悩み300件以上をコンサルティングしてきた、いわば任意売却の専門家。

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アルバイトの掛け持ちで返済続け10年

ご相談頂いた時に、このご相談者様は派遣のアルバイトとスポットのアルバイト、そして夜勤のアルバイトを掛け持ちして生活費を稼いでいました。

家を住宅ローンで買って、8年目に会社を辞めてから次の就職先が決まらず、仕方なくアルバイトの掛け持ちでその後10年間も食いつないできたのです。千葉県船橋市に家を買ったのが40歳のときだったので、48歳になったところで正社員でなくなり、その後10年間ですので58歳までアルバイトを3つも掛け持ちして、生活費や住宅ローンの支払いをやり繰りしてきたのでした。

アルバイトなので、仕事があったりなかったりと収入が不安定で、まったく生活にゆとりなどなく、奥さんとお子様は正社員でなくなってしばらくして、奥さんの実家に避難してしまったとのことでした。そしてほどなくして離婚されたとのことです。

一人暮らしだったので、アルバイトが多くできた月は少し余裕があったそうです。しかし朝昼夜とアルバイトを掛け持ちする生活を続けていましたが、とうとうご相談者様の体が悲鳴をあげてしまいます。過労で倒れてしまったのです。1週間ほど入院して幸いにも復調したとのことですが、そのあいだアルバイトにも入れなかったので、収入は減りました。そして、入院費用もバカにならなかったそうです。アルバイト先も休んで穴をあけたとのことで、年齢もあるから…と、あまりシフトに入れてくれなくなってしまいました。これで完全に住宅ローンを払っていく術を失ってしまい、当社に相談されたとのことでした。

家を守る為に身体を壊しては元も子もない

面談中にご相談者様から話を伺い、「体を本当に壊さなくて良かったですね、家のことはどうにでもなりますから、安心してください」とお伝えしました。今まで必死に住宅ローンを払ってきた家を失うことはショックかもしれませんが、体を壊してその後ずっと不本意な生活を送らざるをえなくなるほうがもっと悲惨だったでしょう。

ご相談者様は過労で倒れましたが、幸い元気になりました。考えてみたら家には寝に帰るだけでほとんどまともに家で生活していなかったので、今から考えると何を必死に頑張ってきたのか分からないとおっしゃっていました。それくらい住宅ローンを払わなければという思いは、真面目な人ほどその思いに強く拘束されるのです。生活を良くするための家ならいいですが、家があるばかりに体を壊してしまっては何のための持ち家なのかわかりません。
お話をしながらご相談者様も涙を流されていました。

その後当社にご依頼を頂いて任意売却に着手しました。アルバイトは無理のない範囲で続けてもらい、住宅ローンの滞納は始まっていましたができるだけ引き延ばして、のらりくらりと債権者の銀行とも話をしてもらいました。
そして6ヵ月間住宅ローンを滞納した時に、代位弁済されて一括請求をされたので、そのタイミングで本格的に任意売却での売却活動を始め、そこから4ヵ月ほどで買い手が見つかりその1か月後に最終の引渡しをすることになりました。

任意売却の期間中のほぼ1年間にわたって、ご相談者様は住宅ローンを払わずに家に住みながらアルバイトを無理なく続けていましたので、手元に多少の蓄えをもつことができ家賃が安いアパートを見つけて無事に引っ越されていきました。

最終の決済の時に、銀行を後にして解散するときに、ご相談者様はもっと早く任意売却しておけばもっと早く今の状態になれたのになあとしみじみと話されていました。

私からは遅すぎることはありません、今からまた頑張っていきましょうとお伝えして、新たな生活へと進まれていきました。59歳での新たなスタートです。

一度この先の住宅ローンの返済のことを見つめ直してください。

住宅ローンを払うことが全ての目的になってしまうと、何のための家なのか分からなくなってしまうことは、こうして任意売却を終えたあとにしかなかなか分からないものなのですが、必死に頑張ってやっと払える状態の住宅ローンは30年以上も払い切ることはかなりしんどい思いをしなければなりません。

歳もとっていきますし、本当に体を壊してしまいます。それなら体が元気な状態で多少のゆとりを持って楽しく暮らす方が有意義だという考え方もできるのではないでしょうか。価値観は人によってそれぞれ違うのでしょうが、数年限定ならまだしも、毎日不規則な重労働を何十年も続けることは難しいのではないかと思います。今まで頑張ってきた分は任意売却する際にも無駄にはなりません。頑張って払ってきて住宅ローンの残高は確実に減っているからです。

住宅ローンの返済にちょっと無理があるなあと感じている方はぜひ経験豊富な当社にお早めにご相談ください。今はまだ大丈夫だけど不安というご相談でも構いません。将来的に厳しくなった時の対策を知っているのと知らないのとでは心のゆとりが全く違うと思うのです。なので少しでも住宅ローンにご不安があればまずはご相談頂きたいのです。

私たちはご相談者様にとって一番よい形での問題解決方法をご相談者様と一緒に一生懸命に考えます。

ご相談はお気軽にどうぞ

50代で住宅ローンを組むと老後が大変?最悪老後破産も!?

住宅ローンは最も返済期間が長い借入
住宅ローンは最も返済期間が長い借入
住宅ローンは最も返済期間が長い

住宅金融支援機構などの住宅ローンは、80歳完済を基準に組めます。そのため、50歳で家を買っても30年で返済するスケジュールにできるのです。

昨今では、晩婚化が進んでいるのもあり40代後半までずっと独身で過ごして、50歳前になって初めて結婚するような男女も増えているという背景もあり、住宅ローンを組んで家を購入する年齢にも変化が出ているようです。


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細貝相談員の顔写真
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細貝 和弘(ほそがい かずひろ)

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50歳で家を買う人が増えている!?

50代で家を買う人のよくある特徴としては、

  • ・ずっと独身貴族だったので基本的にぜいたくで生活費は高い
  • ・収入は多いが貯金は少なめ
  • ・旅行や車などは豪華に
  • ・子供がいないので自分のことだけにお金を使える

などがあります。

なので月々の住宅ローンに回せるお金の余裕はそこそこあるということが多いのです。
そんな二人が結婚すれば今まで各々が払っていた家賃を足した分くらいまでは住宅ローンでも払っていけると考えるのも無理はありません。

その住宅ローン、返済大丈夫ですか?

しかしその住宅ローンの返済計画には無理があります。

なぜなら

・給料は高いが、今が給料のピーク

という現実があるからです。

これはうすうす皆が感じていることです。
しかし家を買うという大きなイベントの前では誰もがマヒしてしまい大盤振る舞してしまうものなのです。そのピークの給料にあわせて住宅ローンを組んでしまうと給料がピークアウトして下がってくるだけで住宅ローンが払えなくなってしまうのです。

しかも今の時代では50歳代になると役員に昇格する人は別としてそのほかの人は役職を解かれたりして一般社員になったりします。
ナントカ役とかホニャララ推進部とかよくわからない役職や部署にまわされることも珍しくないのです。
そして役職を解かれるだけだったりよくわからない部署や部署にまわされるだけならまだ我慢すればいいのでよくはないけどまだましなのですが、それには必ずセットで給料ダウンがついてきます。

月収60万円だったものが約半分になるとその月収にあわせて設計していた生活が破綻してしまうのです。
そしてさらに定年退職をむかえると何歳で定年退職になるのかにもよりますが65歳定年だとしてもあと15年の住宅ローンの返済が残ります。

60歳定年だったら20年も残るのです。
退職金である程度返済できればまだよいのですが、退職金が思ったより少なかったりしてアテが外れるとその後の年金生活で今まで通りの住宅ローンを払っていかなければならなくなってしまうのです。

返済期間が短い上に高額物件を買う傾向が

50歳代で住宅ローンを組む人は、ただでさえ返済期間が短くなりがちなので、月々の返済額は多めなのですが、購入物件価格も奮発する傾向があるため、さらに月々の返済額も高額になる方が多い傾向です。
毎月20万円とか25万円とかの住宅ローンの返済もザラです。
その支払いを年金だけで払っていくというのはかなり無理があります。
大手企業にお勤めで厚生年金や企業年金があったとしても年金全額をまるまる住宅ローンにまわす必要があるくらいの金額です。
それでは生活ができません。

そして体もいつまでも元気とは限りません。
元気だと思っていても思わぬところで怪我をしたり病気になったりしてしまいます。
そしてますます支出が増えてしまい家計を圧迫することになります。
そして退職金や今までの貯金を取り崩したり生命保険を解約したりして住宅ローンを払っていくのです。しかし全部なくなればもう払えません。
こうして老後破産への道を突き進んでいってしまうのです。

50代で住宅ローンを組んだ方は一度冷静に見直しを

いかがでしょうか?
50歳代は50歳代なり20歳代や30歳代で家を買う人とは別の住宅ローンの落とし穴があるのです。
ただ共通して言えるのはある程度の先読みというか収支の見通しを立てておかないとあとで厳しくなるということでしょうか。
アリとキリギリスではありませんがキリギリスは最後にひもじい思いをしてしまうのです。
ご用心ください。

もし50歳代で家を買って住宅ローンを組んだものの冷静になって考えたらとてもじゃないけど80歳まで払い続けられないなと思ったら、方向転換は早めのほうが絶対にいいでしょう。
任意売却で早めのリカバリーすることで老後破産しなくてすみますし貴重な老後の時間をお金に追われるばかりで過ごすこともなくなります。
お金の心配ばかりでずっと過ごすのは本当につらいものです。
ようやく悠々自適な老後ライフなのですから、ぜいたくできないまでもゆったりと過ごせるにこしたことはありません。

50歳代で住宅ローンを組んでちょっと無謀だったかなと心配されている方はぜひ経験豊富な当社にお早めにご相談ください。
私たちはご相談者様にとって一番良い形での問題解決をご相談者様と一緒に一生懸命に考えます。

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ローンが残った持ち家があると生活保護が通らない?!

最後の砦が生活保護
最後の砦が生活保護
最後の砦が生活保護

様々な理由で収入が絶たれて働けなくなったときに住宅ローンが払えないどころか毎日の生活費もままならないという場合の最後の砦が生活保護ですよね。
しかし住宅ローンの残っている持ち家があると生活保護の申請をしても認めてもらえず役所に冷たくされて他に相談できる人もおらずに困って途方に暮れてしまう人が多いのです。


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なぜ残債のある持ち家があると生活保護が通らないのか?

なぜ住宅ローンが残っている持ち家があると生活保護の申請が通らないのかというと、生活保護から支払われる住居費が住宅ローンの返済に回ってしまうと税金で住宅ローンの返済が進んで生活保護申請者の資産形成になってしまうという超困っているの時にどうでもいいようなことが大きな理由だったりします。役所は役所で税金を使うために厳密にルールを運用せざるを得ないので仕方ないのです。
これが賃貸アパートなどの家賃であれば生活保護から住居費として支払われることは一定の範囲内で認められているので持ち家の住宅ローンが残っている場合とは大きく違うのです。

住宅ローンも払えていなくて毎日の生活費もなく水道や光熱費も払えなくなればライフラインも止まってしまうので最悪は命にかかわるような問題です。
特に真夏や真冬でライフラインが止まってしまったら家の中でも過酷な環境になるのはだれでも想像できることです。
なので持ち家の住宅ローンが払えていない状況だとしても持ち家を処分しない限り生活保護受給の土俵に乗らないということを知らずにぎりぎりまで引っぱってしまうと最悪本当に命にかかわります。
かといって明日の生活費もないくらい状況がひっ迫しているのにこれから持ち家を売却してどうのこうのと悠長なことは言っていられない場合も多々あるでしょう。

生活保護が受けられない!

今回は大けがをして仕事に行けなくなり住宅ローンも払えず電気ガス水道も止められて大変だったご相談者様のお話です。
このご相談者様は離婚して一人で自分名義の家に住んでいたのですが、持病の腰痛と股関節痛が悪くなってまともに歩けなくなり、大工の仕事にも行けなくなってしまったのです。
しばらくは貯金を取り崩して生活していたのですが持病も良くなる兆しがなくずっと仕事に行けなかったため収入はなく貯金は日ごとに減っていってしまいました。大酒飲みのヘビースモーカーであったのでなおさら貯金の減りは早かったのです。
そしてそろそろ貯金もなくなるけどまだまだ働けそうにないので役所の福祉課に生活保護を受けられないか相談に行きました。
そしたら持ち家があるからダメだと一蹴されたそうです。しかもお酒とたばこの臭いがプンプンしていたらしく窓口の担当者にまずタバコとお酒を減らして節約したらどうですかと憎まれ口を叩かれたそうです。
そうこうしているうちにどんどん手持ちのお金は無くなっていき、何度も役所にお願いに行ってもダメなものはダメだと言われてしまいとうとう電気ガス水道のライフラインまで払えなくなってしまったのでした。

持ち家あるのがダメならばと

それで持ち家をなんとかすればいいのかと考えて私たちにご相談頂いたのですが前述の通り住宅ローンの残っている持ち家があると生活保護の申請は受けてもらえません。
住宅ローンも払えなくなっていて滞納が始まっていましたので任意売却で進めることにしたのですが、なにぶん手持ちのお金がすっからかんでしたので任意売却で持ち家を売却するまでどう見ても生活自体が持たない状況だったのです。
なのでこちらから役所の窓口にアポイントを取りご相談者様と一緒に伺って現在の窮状を説明したのです。そして私たちが任意売却の依頼をご相談者様から受けていて持ち家は処分してその後自己破産する予定だとお伝えしました。そうすることで生活保護費から債務の返済に回ることは一切ないと説明したのです。
しかし、いかんせん任意売却で買主を見つけて持ち家の売却が完了するのは、どんだけ早くても数ヵ月かかります。それまでご相談者様の生活が持たないのですということを力説しました。

それでやっと役所の担当者も、今売却していることが分かる書類を私たちから提出すれば、持ち家がまだある状態でも、生活保護の申請を受けて頂けるようになったのです。
その代わりに、私たちのほうからは「持ち家を却している」という証明として、媒介契約書や債権者との任意売却を進めている書類を出すことが条件となりましたので、逐一役所に報告を入れながら任意売却の手続きを進めていくことになったのです。

任意売却も成功し生活保護も無事受給

ほどなくして生活保護費の振込があったとご相談者様から喜びの連絡がありました。これを機にタバコとお酒も控えめにしますと言っていました。私は関西人なのでやめるんちゃうんかいとツッコミたくなりましたがまあ生活に困らない程度にして下さいよとお伝えしました。
そして任意売却で無事に買い手が見つかり売買契約をしたタイミングで引越し先をご相談者様と一緒に探しました。役所にもこの物件でいいかとかいちいち了解をとりながらでしたので大変でしたが無事に引越し先もきまりました。
引っ越し屋さんに支払う引っ越し費用は任意売却の売買代金の中から捻出し、引越し先の賃貸の契約費用は生活保護費から支払ってもらうことにしたのです。

最後の決済引渡しの時にご相談者様は感激してとても喜んで頂けたことが印象に残っています。
最近久し振りに連絡することがあったのですがまだ生活保護受給者でした。しっかり持病の腰と股関節を治してまた大工としてバリバリ働きたいとものすごく前向きになられていましたのでこちらとしてもほっと一安心したというとこえろです。

これにて一件落着。なかなかヘビーな案件でしたがうまくいきました。
持ち家があって、生活保護を断られて明日の生活費にもお困りだという方でもなんとかいたしはご相談者様にとって一番よい形での問題解決方法をご相談者様と一緒に一生懸命に考えます。

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本当に怖い住宅ローンの遅延損害金

遅延損害金を軽んじてはいけない
遅延損害金を軽んじてはいけない
遅延損害金を軽んじてはいけない

住宅ローンや税金などの支払いを滞納すると『遅延損害金』がかかることをご存知でしょうか?今回はこの『遅延損害金』を考えておかないと任意売却で家を売却する際にとんでもないことになってしまいますよというお話です。


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本当に怖い住宅ローンの遅延損害金

例えば、メインどころの住宅金融支援機構の住宅ローンの場合では、年率14.5%の遅延損害金がかかるとされています。

不動産の登記簿の乙区を見ると、抵当権設定の中に遅延損害金年率14.5%と記載されています。

住宅ローンの元金に対して年間14.5%の遅延損害金がかかりますよという意味です。

住宅ローンの支払いを滞納してしまって、期限の利益を喪失。それによりローン残金の一括請求され、月々の支払いが止まっている間も、この遅延損害金は休みなくカウントされていきます。

もし、住宅ローンの元金が2000万円あるとすると、その遅延損害金は年間で2000万円×14.5%=290万円!!です。

1日あたりに直すと、290万円/365日=7945円!!で、1ヵ月あたりでは約24万円となります。
これ、とんでもなくないですか?
毎日、約8000円ずつ住宅ローンの元金が、増え続けてしまうということです。

普通のアルバイトなら丸1日働いてもらえる金額が、毎日住宅ローンの遅延損害金として加算されていって、毎日一生懸命切り詰めて生活していても、勝手に借金が増えていくのです。

任意売却で家を売却している間も、競売申立てをされて競売で落札されるのを待っている間も、毎日加算されていくのです。

完済が見込める場合は遅延損害金を先回りして見積もる

任意売却で家を売却する際に、遅延損害金を先回りして見積もっておかなければいけないケースがあります。

それは、家の売却価格が住宅ローンの残額を上回って完済できるケースです。

住宅ローンの残債が完済できるはずだったのに、時間をかけすぎて遅延損害金が積み上がってしまい、完済できなくなってしまうということがあるのです。

完済できそうな場合の任意売却では、住宅ローンの残債の他に、不動産会社への仲介手数料や司法書士費用などをプラスして、それを上回る金額で売却しなければ、お金が足りなくなってしまいます。

明らかに住宅ローンを完済できない場合は、売買代金の中からそういった費用を控除するのですが、完済になる場合は、そもそも住宅金融公庫の取り分が完済分と決まっているため、その他の費用を上乗せして売却価格を設定する必要があるのです。

こういったケースで、遅延損害金を先回りして見積もっておかないと、最後の決済の時点で売買価格ではお金が足りない!ということになり任意売却が頓挫してしまいます。

上述したように、毎日8000円、1ヵ月で24万円の遅延損害金がつくので、住宅金融支援機構への完済額は毎日増加しているということを頭において、任意売却の売却価格を決める必要があるのです。

任意売却で買主が見つかって、売買契約したときには、ギリギリ完済できる計算でも、そこから約1か月後の決済引渡し時には、完済金額自体が増えてしまっているということです。

住宅金融支援機構だけでなくどの金融機関も同じ

そして、これは住宅金融支援機構に限ったことではなく、他の金融機関でも一緒です。

例えば1番抵当権者が住宅金融支援機構で、2番抵当権者に銀行が入っている場合は、2番抵当権者の遅延損害金も、その残高に応じて加算されていくのです。

また、税金の差押えがされている場合でも同じです。

税金も決められた遅延損害金がかかっているので、日々残高は増加していくのです。

マンションであれば管理費や修繕積立金も、滞納していれば決められた年率で遅延損害金が同じようにかかっていきます。

なので、住宅ローンの残高が任意売却で完済できそうだといっても、任意売却に時間がかかればかかるほどその金額は上がっていき、売却しにくくなっていくということです。

もしくは、遅延損害金のことが念頭になかったために、契約まではしたものの、その後完済できずにブレイクしてしまい、振り出しに戻るということも起こるのです。

そういうことまできちんと考えて、最終の出口から逆算して任意売却を組み立てるには、かなりの知識と経験が必要なのです。

ちなみにこの遅延損害金の計算方法は、住宅ローンに限らず全ての借金にあてはまります。なので消費者金融のやカードローンなどで借り入れをしていて、滞納すると同じように遅延損害金がかかります。どこかに小さい字で遅延損害金の金利が書いてあるはずです。くれぐれもご注意ください。

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任意売却のご相談はぜひ経験豊富な相談員が責任を持ってご相談に応じる当社にご相談ください。

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売りたくても売れなかったゴミ屋敷の全貌

気付いたときには後の祭り
気付いたときには後の祭り
気付いたときには後の祭り

今回は、自宅マンションをゴミ屋敷にしてしまっていて、売却してしまいたかったが「どうしよう…」と、うだうだ悩んでいるうちに住宅ローンを滞納してしまい、競売にまでなってしまったご相談者様のお話です。


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売りたいけど…ゴミ屋敷

最初にお電話でお問い合わせ頂いた時に、ものすごく低いトーンでものすごく困っている様子でした。住宅ローンを滞納してしまっているとのことで、今後どうすればいいのかというご相談でした。

まずは、任意売却するしないは別にして、不動産のご売却の際は、物件を見ないことには始まりませんので、ご自宅マンションでのお打ち合わせをご提案しましたが、散らかっているので頑なに外で会いたいと。

そして、後日まずは外でお会いして、任意売却で自宅マンションを売却することでのご依頼を頂き、今後の方針が決まりました。

債権者の金融機関と任意売却する方向で調整するためには、必ず自宅マンションを査定しなければいけないので、後日の日程を決めて、そこでマンションを査定することにしました。それまでにマンションも少し片づけておきますと。

この時点で当方としては家の中の状態は相当悪いんだろうなというい察しは長年の経験からついていましたのです。

その後マンションの査定にお伺いする当日になって、「やはり今日は都合が悪いので後日にしてくれ」と連絡がありました。

そして、後日の日程を決めるのですが、またその当日になって同じことの繰り返しが何度もありました。

そうこうしているうちに、自宅マンションは、債権者の金融機関から差し押さえられて、売申立てをされてしまいました。何度も何度もこちらからは連絡して、「早くしないと競売になってしまいますので査定できる都合をつけて下さい」とお願いしていたのにもかかわらず、最悪の展開になってしまいました。

そして、それからしばらくは連絡を絶ってしまったのです。マンションに伺っても応答なし。電話ももちろん出ません。郵便でお手紙を送っても反応はありませんでした。それで安否確認の意味もこめて配達証明の書留でお手紙を送ってみました。そうしたら受け取りはしたということがわかり再度電話したところやっとつながったのです。

それでやっと観念したのか『実は家がゴミ屋敷なんです・・・』と白状されました。『自分でなんとか片付けてから連絡しようとおもっていたのですが、精神疾患が悪化して動けなくなって・・・』とのことでした。ご相談者様ご本人にとっては大変なことだと思い込まれていたようですが、私どもにとっては大したことではありません。程度の差はあれどどこの家にも残置物は大なり小なりあることです。そんなことぐらい早く言ってくれたらよかったのにというのがホンネのところでした。

思い悩み続けたゴミ屋敷の全貌

状況はこんな感じでした。

【洋室】


【リビングダイニング】


【浴室】


この時点で競売の入札期限まであと1ヵ月を切っていました。マンションを査定して債権者と売出価格を調整して、それから販売して契約して決済するには時間が足りません。当然引越しの段取りもついていません。
なので当社が任意売却で買い取るという方針を立てて競売の入札期日から日程を逆算して一気に進めていったのです。

ぐにご自宅に伺って、査定するのと同時にリフォーム業者と残置物撤去業者を一緒に連れていきました。マンション室内の写真を撮り、債権者には査定書を提出し当社で買い取りが可能な売買価格を粘り強く交渉しました。債権者には、リフォームと残置物撤去の見積もりもあわせて提示し、室内状況がひどいので、その分を任意売却の価格からさらに差し引かなければいけない…とエビデンスを立てて辛抱強く調整していったのです。そして、結果的には当社で買い取れる売買価格で任意売却の承諾を債権者から頂いたのでした。

そして、競売期日の2週間前になんとか任意売却の売買契約をし、競売期日の2日前に無事に決済、任意売却で競売を回避できました。

ご相談者様の引っ越しは、おそらく間に合わないだろうと当初から予測していましたので、決済後に2週間の引渡し猶予をつけてあげて、ある程度ゆとりを持って引越し先を決めて引越しができるように配慮しました。

最後に引渡し猶予の最終引渡し日に、マンション前でご相談者様から鍵を受け取る際にご相談者様は泣いておられました。

競売までの時間があまり残されておらず、室内もゴミ屋敷でやることがいっぱいで、こちらは大変だったのですが、ご相談者様にはとても喜んで頂き、感謝頂けて仕事冥利に尽きる任意売却でした。

家がゴミ屋敷でも無理して全部自分で片付ける必要はありません。ご相談者様が費用を負担する必要もありません。

今回のケースでも引越し先を決めて必要なものだけを持っていってもらいました。残りは全部こちらで処分しますのでお気になさらずに大丈夫ですと。

そうすることでゴミ屋敷の残置物の処分費用もご相談者様が負担しなくて済むのです。そして、当社で買い取る形で任意売却でき、それにより引越し代も捻出できましたので、ご相談者様はお金に困っていましたが、無理なく引越せたのです。

その後のゴミ屋敷

後日談ですが下記は残置物撤去してリフォームした後の様子です。

【洋室】


【リビングダイニング】


【浴室】


もし、あなたの家が残置物でいっぱいのゴミ屋敷だったとしても、きちんと私どもに丸投げして頂ければ大丈夫ですからね。
どのような状況でもきちんと任意売却できますのでお気になさらずにまずはご相談くださいね。

時間的にはもう少し余裕があったほうがありがたかったのが本音のところです。けっこう疲れました・・・。

ゴミ屋敷の売却でお悩みの方はぜひ経験豊富な当社にご相談ください。私たちはご相談者様にとって一番よい形での問題解決方法をご相談者様と一緒に一生懸命に考えます。

ご相談はお気軽にどうぞ

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