不動産担保ローンの返済が苦しいというご相談が増えています
不動産担保ローンというものをご存知でしょうか?
読んでそのままなのですが、家などの不動産を担保にお金を借りるローンのことです。
最近では、TVのCMや電車バスなどの公共交通機関、駅のポスターなどでも消費者金融と並んでよく見かけるアレです。
会社でいうと
- アサックス
- セゾンファンデックス
- オリックス
- SBI
- 三井住友トラストL&F
- 新生銀行
- 東京スター銀行
などがよく宣伝をしているところです。
今この不動産担保ローンでお金を借りたのはいいものの、その毎月の返済が払えずにご相談される方がじわじわとですが増えているのです。
この記事を読んでわかること
- 1. 不動産担保ローンとは?
- 2. 返済に困る方が増えています
- 3. 売却も視野に(住み続けられる方法もある)
- 4. 競売申立に注意
- 5. 少しでも早く動くことが解決の鍵
監修・このブログを書いた人
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士
公認不動産コンサルティングマスター
2級フィナンシャルプランニング技能士
賃貸不動産経営管理士
相続診断士
大手不動産仲介会社の法人営業部の責任者として任意売却部門を立ち上げ。銀行や信用保証会社、債権回収会社および破産管財人弁護士のサポート、そして住宅ローンの返済に困窮した方々のお悩み300件以上をコンサルティングしてきた、いわば任意売却の専門家。
1.不動産担保ローンとは?
不動産担保ローンとはどのようなローンなのでしょうか?
簡単に言うと、家などの不動産を持っている人がその不動産を担保にお金を借りることができるローンのことです。
家の住宅ローンがまだいっぱい残っている場合は、借り入れは難しいのですが、住宅ローンを完済していたり、家を相続していたりする場合に、その家の価値である担保評価の分だけお金を借りられますよ…という仕組み、というか金融商品のことです。
不動産担保ローンの場合は、住宅ローンの場合と違って、その家などの不動産の担保評価をかなり厳しく見ます。
なので3000万円の価値がある家に対しても、目いっぱい3000万円を貸し付けることはありません。
だいたい家の価値の6割程度を担保評価としていることが多いです。
3000万円の価値がある家であればだいたい1800万円くらいまでなら、ホイホイと貸してくれます。
その際に、必ず「根抵当権」という形で、その家を担保に取って、設定した極度額の範囲内で、何度でも借り入れができるという形を取ります。
- 生活費の補填分として
- 事業者であれば事業資金として
- まとまったお金が必要
などの理由で、家を担保にお金を借りられるので、当座をしのぐためにとりあえず利用するという人が多いのです。
2.返済に困る方が増えています
事業も含め、収入が減るなどの補填として借り入れをした方は、根本的な解決がされないままだと、厳しい状態には変わりありません。
しかし、その厳しい状況でも、借りてからしばらくの間は、手元にまとまったお金があるので、それで返済ができてしまいます。
そうなるとズルズルと延命できてしまうのですが、それは借りたお金で返済をしているだけなので、遅かれ早かれ行き詰ってしまうことになるのです。
さらに、不動産担保ローンの会社の中には、最初から目いっぱい貸し付けずに、小出しに貸して返済が詰まったら、また追い貸しをして、それで返済をさせているところまであるのです。
そうしてどんどんと元金が膨れ上がり、元金が膨れ上がると、その分毎月の利息は大きくなり、返済に詰まってしまうというのがだいたいの流れです。
3.売却も視野に(住み続けられる方法もある)
では、返済に困ったこの状態を解決するにはどうすればいいのでしょうか?
まず一番簡単なのが、担保にしている不動産を、そのまま売却してしまうことです。
上記でもお伝えした通り、担保評価は厳しめなので、もし返済が滞っても、その不動産を売却することで、完済できる見込みが大きいのです。
どうにもならないときは、できるだけ高値で売り抜けることを第一に考えるべきだといえます。
しかしながら、不動産担保ローンを借りている人に多いのが、「そのまま住み続けたい」という希望です。
なぜかというと、その家は親が一生懸命ローンを完済していたり、亡くなって団体信用生命保険で住宅ローンを完済していたものを相続していたりしていて、親が命に代えて譲ってくれたものであることが多いからです。
その家を自分の借金のせいで失ってしまうことは、この期におよんでですが、避けたいと言われる人が多いのです。そういう場合の解決策がリースバックです。
リースバックとは、当サイトでもご説明していますが、一度第三者に買ってもらって、その第三者から賃貸で借り受ける、という不動産取引のことです。そうすることで、その家に住み続けられるのです。
そして、リースバックであれば、一定期間賃貸で住み続けたあとに、その第三者から買い戻すことも可能になります。
高金利の不動産担保ローンを、一旦完済して、賃貸で家賃を払って住み続けながら、態勢を整えて最終的に買い戻すことで、元の状態に戻れる可能性があるのです。
急ぐ場合は、弊社がその第三者となって、買い取らせて頂いているケースもありますので、ぜひご相談頂ければと思います。
4.競売申立に注意
最後に返済が滞ったときの注意点です。
上記でもお伝えしましたが、担保評価は実際の価値の6割程度と低いです。
『担保評価が6割』というと何かピンとこないでしょうか?
そうです!
競売になったときの裁判所の鑑定評価が、ほぼほぼそれくらいで、実勢価格の6割くらいです。
つまり、ローン会社は、貸し付ける際に、最悪競売にしても全額回収できるくらいの金額を限度にしか貸し付けていないということです。
なので、返済が滞ってからモタモタしていると、すぐにローン会社から競売申立てをされてしまうのです。
5.少しでも早く動くことが解決の鍵
弊社にご相談にこられた方も、全員が競売申立てをされてしまっていました。
競売申立てをされると、競売までの期間でどうにかしなければいけないため、時間的な制約ができてしまうのと、ローン会社の競売申立て費用もあわせて請求されるため、不動産を売却して返済する額が増えてしまいます。
早く動いていれば、もともとの貸付額が少ないのが功を奏して、競売申立される前に決着できることも多いので、いたずらに時間をかけないことが大切になってきます。
ぜひ、不動産担保ローンの返済に困った際には、任意売却専門の経験豊富な弊社に、まずはご相談だけでも早めにアクションされることをおすすめします。
任意売却とは?
住宅ローンが払えない人の解決方法
任意売却とは、債権者の合意のもと、自宅など不動産を自分の意志で売却し、残った債務を債務者(あなた)の状況も考えて現実的な返しやすい金額で返済できるようにし、また分割での返済も認めて貰える場合もある解決方法です。
自分で売却することになりますので、市場価格で売れる可能性が高く、残る債務を減らすことが出来るのです。