「督促状」が届いた時の最優先事項リストと連絡前に準備すべき3つのこと
任意売却 / 滞納 / 競売
「督促状」や「催告書」が自宅に届くと、誰もが強い不安とパニックに襲われます。「電話に出るのが怖い」「このまま無視してしまおうか」と考える方もいるでしょう。
しかし、落ち着いてください。その書類は「警告」であることは確かですが、まだ解決のチャンスがあることを示す、問題解決を始める合図とも言えるのです。
本記事では、住宅ローン滞納の専門家として、督促状が届いた方が今日からできる「最優先事項リスト」を緊急度順に解説します。また、債権者や専門家へ連絡する前に準備すべき3つのことを知ることで、最良の解決(任意売却など)へとスムーズに進むことができます。

監修
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター/
2級ファイナンシャルプランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/相続診断士
大手不動産仲介会社の法人営業部で任意売却部門を立ち上げ、
銀行・保証会社・破産管財人弁護士と連携し、住宅ローン返済に困難を抱える方々の相談を300件以上担当。
【今すぐ実行!】届いた督促状への対処リスト(緊急度:高)
督促状を受け取った場合、最優先で以下の3つの行動を取ってください。この順番が重要です。
最優先事項1:絶対に電話を無視しない、逃げない
債権者(金融機関や保証会社)が最も懸念し、状況を悪化させる最大の原因は「債務者からの連絡が途絶えること」です。電話に出られなくても、必ず折り返し連絡を入れ、「すぐに払えないが、解決に向けて動いている」という誠意ある姿勢を伝えることが、競売への移行を遅らせるカギとなります。
最優先事項2:届いた書類をすべて時系列で整理する
督促状、催告書、そして特に代位弁済通知(保証会社が代わりに返済したという通知)は、それぞれ問題の段階を示しています。これらの書類は、私たちエイミックスのような専門家が状況を正確に把握し、交渉を始めるために最も重要な情報源となります。まとめて保管しておきましょう。
最優先事項3:債権者に連絡する前に、専門家に連絡する
多くの方は焦って金融機関に電話してしまいますが、その前に「今後どうしたいか」の戦略を立てることが成功の鍵です。
※専門家である私たちエイミックスにまずご相談ください。あなたの状況を把握し、金融機関との最適な交渉方法や話し方をアドバイスしてから連絡することで、不利な状況になるデメリットを回避できます。
失敗しないために!連絡前に準備すべき3つのこと
専門家への相談をスムーズにし、解決を早めるために、以下の3点をメモにまとめておくと非常に役立ちます。
準備1:ローンの「現状」を正確に把握する
- 残債総額:ローンがあといくら残っているか(残高証明書)
- 滞納期間:何ヶ月分の返済が滞っているか
- 連帯保証人:他に連帯保証人や連帯債務者がいるか
これらの情報があれば、私たち専門家はすぐに任意売却の実行可能性とタイムリミットを判断できます。
準備2:「生活再建の意思」と「収支の概算」をメモする
債権者は、家を手放した後、残った債務をきちんと支払う意思があるかを知りたがっています。現在の収入と支出をざっくりと計算し、「月々〇〇円なら無理なく支払える」という具体的な案を準備しましょう。これが、任意売却後の残債交渉の基本となります。
準備3:ご自宅の「相場」をざっくり調べる
任意売却では、相場に近い価格で売却できるかが重要です。近隣の不動産の売買事例をインターネットで検索したり、簡易査定ツールを利用したりして、「だいたい〇〇円くらいかな」という概算を把握しておきましょう。
書類の名称と意味を知る:タイムリミットを把握する
お手元にある書類がどの段階にあるかで、緊急度が全く異なります。
| 書類の名称 | 意味する段階 | 緊急度と対応 |
|---|---|---|
| 督促状・催告書 | 滞納が始まった初期段階。 | 【中】 まだ猶予がある。専門家に相談し、任意売却の準備を始める。 |
| 代位弁済通知 | 保証会社が債務者に代わって全額返済した状態(期限の利益の喪失)。 | 【高】 競売開始決定が迫っている。任意売却の期限が目前。 |
| 競売開始決定通知 | 裁判所が正式に競売手続きを始めた通知。 | 【最高】 最終局面。すぐに専門家に依頼しないと間に合わない。 |
どの段階であっても、まだ間に合う可能性があります。しかし、競売開始決定通知が届いた場合は、一刻の猶予もありません。
任意売却 Q&A
- 督促の電話に「専門家に相談中です」と伝えても大丈夫ですか?
- はい、むしろその方が良いです。「無視しているわけではない」という誠意が伝わります。私たちエイミックスにご相談いただければ、今後の連絡をすべて当社で窓口対応することも可能ですので、精神的な負担を大きく軽減できます。
- 督促状が届いてから、実際に競売になるまでどれくらい期間がありますか?
- ケースによりますが、通常、滞納開始から約6ヶ月程度で競売が開始されます。ただし、「代位弁済通知」が届いた時点からが本当のタイムリミットです。競売を避けるには、その後の数ヶ月が勝負となります。
この記事のまとめ:解決は「行動」から始まります
督促状は、決して無視してはいけないサインです。しかし、焦らず、書類を整理し、解決のプロである私たちにまず相談するという手順を踏めば、最適な出口(任意売却)を見つけられます。
エイミックスは、お客様が次に何をすべきか、具体的な行動リストと戦略を最初にご提供し、精神的なサポートをいたします。
※2025年12月現在。個別の債務状況や法律問題については、専門家にご相談ください。
「どの書類が届いたか」を、私たちに教えてください。
「代位弁済通知が届いた」「競売通知が迫っている」など、現在の状況を秘密厳守でお聞かせください。
最善の解決策を判断し、すぐに取るべき行動を提示いたします。
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