AI査定「ハウマッチ（家）」をより正確な相談に繋げるために整理すべき情報3分類

「住宅ローンの返済が苦しい…」「今の家がいくらで売れるか、人には知られずにすぐに知りたい」

エイミックスのAI査定サービス「ハウマッチ（家）」は、住所などの基本情報のみで、ご自宅の市場価値の概算を24時間いつでも匿名かつ無料で算出できる便利なツールです。

しかし、AIはあなたの「返済状況」や「物件の特殊事情」を知ることはできません。AI査定はあくまで解決への最初のステップです。正確な解決策を見つけるためには、AI査定の結果が出た後に、以下の3つの情報を手元で整理し、専門家にご相談いただくことが最も重要です。

監修

細貝 和弘（ほそがい かずひろ）

宅地建物取引士／公認不動産コンサルティングマスター／
2級ファイナンシャルプランニング技能士／賃貸不動産経営管理士／相続診断士

任意売却の成功は、物件価格だけでなく「残債務」「滞納状況」「交渉相手」によって決まります。AI査定で市場価値を知った後は、この3つの情報を私たち専門家にお伝えください。迅速かつ確実に、あなたに最適な解決策を提案いたします。

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AI査定結果を「現実的な解決策」に繋げるために整理すべき情報3分類

AI査定の結果はあくまで市場価格の目安です。この結果を基に「任意売却が可能か」「残債務がいくらになるか」を判断するため、以下の資料を手元に用意し、相談時に専門家へお伝えください。

1. 「物件の価格を左右する」特殊事情に関する情報

AI査定では入力できない、物件の価格を大きく変動させる可能性がある情報です。

• 接道状況の特殊性：前面道路が狭い（4m未満）か、公道ではなく私道にしか接していないか（再建築不可リスク）。
• リフォーム・修繕履歴：大規模な水回りや外壁のリフォームを行った時期と内容。（査定額の加点要素）。
• 物件の瑕疵（欠陥）情報：雨漏り、シロアリ被害、過去の災害による損傷など。（査定額の減点要素）。

2. 「任意売却の難易度を左右する」債務と担保の情報

任意売却の交渉相手や手続きの複雑さを判断するために最も重要な情報です。

• 金銭消費貸借契約書：住宅ローンを借りた際の契約書。保証会社名や連帯債務者/保証人の有無を確認します。
• 登記簿謄本（全部事項証明書）：所有者の名義、住宅ローン以外の担保権や差押えの有無、共同担保（複数の不動産にローン）の有無を確認します。
• 残高証明書：直近の住宅ローン残高を確認し、AI査定額と比較してオーバーローンの額を把握します。

3. 「残された時間」と「生活再建の希望」に関する情報

スピードとゴールを決定づける、最も緊急性の高い情報です。

• 滞納期間と現在の状況：何ヶ月滞納しているか。代位弁済通知や競売開始決定通知が届いているか。
• 債権者（銀行・保証会社）名：交渉相手によってアプローチ戦略が変わります。
• 今後の生活の希望：「住み続けたい（リースバック希望）」のか、「すぐに引っ越しても構わない」のか。

よくある質問（AI査定と相談編）

Q AI査定「ハウマッチ（家）」では、残債務（住宅ローン残高）も分かりますか？

A いいえ、分かりません。AI査定はあくまで「市場での売却価格の目安」を算出するものです。住宅ローンの残債務（残高）は、別途、銀行から届く「残高証明書」などで確認する必要があります。任意売却が可能かどうかは、AI査定額と残債務額を比較して判断します。

Q AI査定で、リフォーム履歴や接道状況などの特殊な情報は反映されますか？

A いいえ、反映されません。AI査定は住所や面積、築年数などの基本情報に基づいて算出されるため、リフォームによる物件価値の上昇や、再建築不可となる接道状況といった物件ごとの特殊事情は反映されません。これらの情報は、AI査定後に専門家にご相談いただくことで、正確な売却予想価格に加味されます。

まとめ：AI査定は「相談材料」を集めるための第一歩

AI査定「ハウマッチ（家）」でご自宅の市場価値の目安を知ることは、解決に向けた大きな一歩です。
しかし、その後の生活を守り、残債務を最小限に抑えるためには、AI査定では判断できない物件の特殊事情や法的状況を、私たち任意売却の専門家に詳しくお伝えいただく必要があります。