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空き家売却は「解体して更地」vs「古家付き」どっちが得?判断基準とリスク

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ボロボロの空き家と更地のイメージ
「更地にすれば高く売れる」とは限りません。解体費用の回収リスクを慎重に判断する必要があります。

「建物がボロボロすぎて、このままじゃ売れないだろう…」
「先に解体して更地にした方が、買い手がつきやすいのでは?」

築年数の古い空き家を売却する際、多くの所有者様が「解体すべきか、そのまま売るべきか」で悩みます。不動産会社の中には「更地にしないと扱えません」と言うところもあります。

しかし、安易な先行解体は危険です。解体費用(100万〜300万円以上)をかけたのに、結局売値に上乗せできず赤字になったり、売れない間に土地の固定資産税が最大6倍に跳ね上がったりするリスクがあるからです。
この記事では、不動産売却のプロが「更地渡し」と「古家付き売却」の損得を徹底比較し、あなたが損をしないための正しい順序を解説します。

空き家の問題でお悩みですか?
私たちエイミックスでは、空き家問題に積極的に取り組んでおります。室内の荷物撤去、建物の解体などする前に今の状態でまずはご相談ください。
難しい条件の不動産を数多く取引してきた専門家が、最適な回答を導き出します。
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細貝相談員の顔写真

監修

細貝 和弘(ほそがい かずひろ)

宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター/
2級ファイナンシャルプランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/相続診断士

「解体してから相談に来ました」というお客様にお会いすると、胸が痛むことがあります。なぜなら、その解体費用分を売却価格で回収できないケースが多いからです。解体は「最終手段」です。まずは「そのままの状態」でどれくらいの価値があるかを知ることから始めてください。


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「解体更地渡し」「古家付き売却」メリット・デメリット比較

それぞれの売却方法には、明確なメリットとリスクがあります。状況に合わせて選ぶ必要があります。

1. 「解体して更地」にする場合

売主が自費で解体を行い、更地の状態で引き渡す方法です。

  • メリット:土地の全体像が見えやすく、新築用地としてイメージが湧きやすい。地中埋設物(浄化槽など)のリスクを事前に解消できる。
  • デメリット:解体費用の「持ち出し」が発生する(木造30坪で150万円〜)。売れるまで固定資産税等の軽減措置が外れ、税金が高くなる。

2. 「古家付き(現況)」で売る場合

建物がある状態で売買契約を結び、そのまま引き渡す、または契約後に解体する方法です。

  • メリット:解体費用の負担がない。買主がリフォームして使う選択肢も残せる。売れるまで(特定空家等の命令を受けない限り)固定資産税の軽減措置が続く。
  • デメリット:見た目の印象が悪く、一般の買主(個人)からは敬遠されやすい。契約不適合責任(雨漏りなど)のリスクを避けるために、免責特約や責任期間の制限を検討する必要があります。

先行解体は危険!知っておくべき3つの「落とし穴」

不動産会社に言われるがまま解体してしまう前に、以下のリスクを必ず確認してください。

リスク1:解体費用分高く売れるとは限らない

例えば、土地値が1,000万円、解体費が200万円だとします。
更地にしたからといって、1,200万円で売れる保証はありません。相場が1,000万円なら、結局1,000万円でしか売れず、解体費の200万円は丸損になります。

リスク2:更地期間が長いと土地の固定資産税が大幅に増加

建物が建っていれば「住宅用地の特例」で土地の固定資産税は最大1/6に減税されています。
しかし、1月1日時点で更地になっていると、この特例が外れます。もし解体して年内に売れなかった場合、翌年から土地の固定資産税の軽減措置がなくなり、税金が大幅に上がることになります。

※ご注意ください
建物が残っていても、管理状態が悪く自治体から「特定空家等」の指定を受け、「命令」を受けると、特例が解除され土地の税金が最大6倍に上がります。放置も解体もリスクがあるため、早めの売却が重要です。
≫ 特定空家指定のリスクについて詳しくはこちら

リスク3:予期せぬ「地中埋設物」の発見

解体工事中に、地中から昔の浄化槽やコンクリートガラ、井戸などが見つかることがあります。これらはすべて撤去が必要で、数十万円の追加費用を請求されるケースも珍しくありません。

結論:まずは「古家付き」で査定に出すべき

リスクを避けるための鉄則は、「まずは現況(古家付き)のまま売りに出す」ことです。

もし、「古家付きでは買い手がつかない」と判断された場合でも、ご自身で解体を発注する前に、「買取(業者による買い取り)」を検討してください。
買取業者であれば、解体やリフォームを自社で行う前提で価格を提示するため、売主様が解体業者を手配したり、費用を捻出したりする手間とリスクが一切ありません。

よくある質問(解体と売却編)

Q 築40年でボロボロの空き家ですが、解体せずにそのまま買い取ってもらえますか?
A 私たち専門業者は、建物を解体して土地として活用するか、リノベーションして再生するかを判断して買い取ります。雨漏りやシロアリ被害があっても、まずはそのままの状態(現況)で査定致します。まずはご相談ください。
Q 解体して更地にしたのに売れなかった場合、どうなりますか?
A 解体費用の数百万円が赤字になるだけでなく、1月1日時点で建物がないため「住宅用地の特例」が外れ、その年の土地の固定資産税が最大6倍に跳ね上がるリスクがあります。まずは解体前に売却活動をすることをお勧めします。

まとめ:解体費用の持ち出しリスクを回避しよう

空き家の売却において、先行解体はハイリスク・ローリターンな選択になりがちです。
まずは「古家付き」のままで査定を受け、市場の反応を見ましょう。もし売却にお困りなら、まずはエイミックスの無料査定をご利用ください。

ボロボロの空き家、まずは査定してみましょう

「解体費用がない」「手続きが面倒」という方も。
解体手配や荷物の片付けの前に、まずはエイミックスにお声がけください。

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