大阪市で「任意売却は不可能」と断られた家を救った交渉の全記録
任意売却 / 滞納 / 競売
「どこに相談しても『無理だ』と言われ、もう死ぬことさえ考えていました」
そう語るのは、大阪市内の分譲マンションにお住まいだったA様(50代・会社員)です。病気による収入減から住宅ローンを滞納。さらに固定資産税の支払いも滞り、市役所から「差し押さえ」を受けた状態でした。
この記事では、他社で断られた難案件をエイミックスがどのように解決したのか、その交渉の裏側を詳しくお伝えします。
1. ご相談時の絶望的な状況
A様がエイミックスに「任意売却相談」を寄せられたとき、状況はすでに最終局面を迎えていました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市(分譲マンション) |
| 住宅ローン残債 | 約3,800万円 |
| 市場売却価格 | 約2,600万円(大幅なオーバーローン) |
| 滞納状況 | 住宅ローン:10ヶ月、固定資産税:3年分 |
| 法的状況 | 大阪市による差押、競売開始決定通知が到着 |
2. なぜ他社は「不可能」と判断したのか?
一般的な不動産会社が、特に「税金滞納」が絡む任意売却案件を避けるのには明確な理由があります。
- 役所の「差押解除」交渉の難易度: 役所は地方税法に基づき「全額納付」を原則とします。売却代金からの配分額が少ない場合、解除の合意を得るには極めて高度な交渉力が求められます。
- 大幅なオーバーローンへの対応: 1,200万円もの残債が出る場合、債権者(金融機関)の承諾を得るための合理的かつ緻密な「配分案」を作成する必要があります。
3. エイミックスが実行した「解決へのアプローチ」
① 大阪市税事務所との粘り強い協議
担当の市税事務所へ直接出向き、A様の現在の収支状況と、競売に至った場合の公租公課の回収見込みを詳細に提示。「全額納付は困難でも、任意売却によって競売以上の回収を早期に実現する」という現実的な解決策を提示し、差押解除の合意を取り付けました。
② 債権者(銀行・保証会社)への配分交渉
銀行側に対しても競売を回避する経済的メリットを強調。役所への解除協力金(いわゆるハンコ代)の捻出や、新生活に向けた諸費用の確保について、現在の市況データに基づいた配分表を作成し、承認を得ることに成功しました。
4. 解決の結果:新しい生活へのリスタート
- ✅ 競売の回避: 競売物件としてインターネット等で公開される前に、一般の不動産市場で売却。
- ✅ 新生活費用の捻出: 債権者との交渉により、引越し代等の捻出に尽力(※)。
- ✅ 残債務の法的な整理: 提携弁護士と連携し、売却後の残債についても無理のない返済計画で合意。
(※)引越し費用の配分は、債権者の承諾が得られた場合に限られます。近年の傾向として厳しい交渉となりますが、最大限の配慮を求めて交渉いたします。
A様の言葉:
「大阪市内の不動産会社を何件も回りましたが、エイミックスさんだけが『一緒に解決策を探しましょう』と言ってくれました。あの時、勇気を出して任意売却相談をして本当に良かったです」

監修
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター/
2級ファイナンシャルプランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/相続診断士
今回の事例のように「税金滞納」や「大幅なオーバーローン」がある場合、専門的な知識と交渉経験が不可欠です。私たちは単に不動産を売るだけでなく、提携弁護士らと連携し、ご相談者様の「売却後の生活再建」を第一に考えています。「他社で断られた」という方も、諦める前に一度私たちにご相談ください。
「もう間に合わない」と決める前に
住宅ローンの滞納や差し押さえで夜も眠れない日々を過ごしているなら、まずは一度、今の状況を私たちに聞かせてください。
0120-889-281




























