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本レポートは、株式会社エイミックスが2018年以降にご相談を受けて対応を進めた住宅ローン・任意売却に関する案件3,788件を集計・分析したものです。個人情報を除いた集計値のみを公開しています。社会全体の動向と現場の実態を照らし合わせることで、住宅ローン問題の本質的な傾向を明らかにします。

3,788 累計案件対応数 2018〜2026年7月のデジタル管理分
1,124 任意売却 解決件数 引渡完了まで至った実績
130 競売進行中からの解決 競売手続き中に任意売却で解決
01

相談理由の変化:コロナ前後で何が起きたか

コロナ前 2018〜2020年

返済困難

1位住宅ローン返済が厳しい23%
2位住宅ローン滞納中17%
3位離婚15%

コロナ期 2021〜2022年

リースバック急増

1位リースバック20%
2位金銭的な理由13%
3位住宅ローン滞納・返済困難各10%

コロナ後 2023〜2026年

滞納・破産・競売

1位住宅ローン滞納中14%
2位破産12%
3位競売10%

コロナ期は「売らずに住み続けたい」リースバック需要が全体の約2割を占めるまで急増しました。救済策が順次終了した2023年以降は「滞納中」「破産」「競売」が上位に浮上し、相談内容の深刻度が増しています。これは全国の競売件数が15年ぶりに増加している外部統計とも一致しています。

02

都道府県別 相談件数(上位10)

03

相談手段と物件種別の内訳

相談手段

物件種別

04

全国の競売動向(外部統計との比較)

指標数値・動向出典
全国不動産競売 新受件数(令和6年度)17,559件
前年比 11.3%増(対前年比111.3%)
最高裁判所事務総局
民事局courts.go.jp
全国 開札件数(令和5年度)11,875件
前年度から増加に転換
全国競売評価ネットワーク
(KBネット)kbnetwork.jp
競売物件出品数のトレンド15年ぶりに増加
(2024年・2009年以来)
一般社団法人
不動産競売流通協会fkr.or.jp
住宅ローン リスケジュール件数(推計)約50万件
滞納予備軍の規模感
不動産競売流通協会
代表理事コメント(2025年)

上記の公的データと当社の相談動向は整合しています。コロナ救済策で先送りされた住宅ローン問題が、今まさに顕在化する局面に入っています。住宅ローンのリスケジュール件数は推計50万件規模とされており、一定の割合が任意売却・競売へと移行することが予想されます。

05

専門家コメント

代表・貝阿彌の顔写真代表・貝阿彌の顔写真

株式会社エイミックス 代表取締役 貝阿彌 佳則(宅地建物取引士・不動産コンサルティングマスター・相続対策専門士・賃貸不動産経営管理士など)

「コロナ禍の返済猶予が順次終了し、これまで先送りされていた住宅ローン問題が表面化してきています。8年間のデータを振り返ると、相談理由が『返済が厳しい』から『滞納中』『競売』へと深刻化していることは明らかです。競売開始決定通知が届いてからでも対応できるケースはありますが、早期にご相談いただくほど選択肢は広がります。一人でも多くの方に、任意売却という手段を知っていただきたいと思っています。」

■ 集計方法・注記

本レポートの自社データは、当社が2018年以降に反響管理システムで受け付けたもののうち、ご相談を受けて具体的に対応を進めた案件を集計したものです。電話等での初期のお問い合わせのみで完結した案件(趣旨が異なるお問い合わせ、ご質問のみのもの等)は集計に含めていません。2017年以前は別システムでの管理のため、集計対象外としています(累計実績6,000件超にはそれ以前の実績を含みます)。集計にあたり、氏名・住所・電話番号等の個人を特定できる情報は一切使用していません。年・都道府県・相談理由等の集計値のみを掲載しています。相談理由の割合は、相談理由の記録がある案件を母数として算出しています。外部統計データは各出典元の発表値をそのまま引用しており、当社が独自に加工・改変したものではありません。

  • 2026.07初版公開(2018〜2026年7月データ)
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