【秘密厳守】任意売却の相談を「家族に隠している」場合の進め方と重大なリスク

「住宅ローンの問題を家族に知られたくない」「ショックを与えたくないから内緒で解決したい」──
債務問題を一人で抱え込み、秘密のまま任意売却を進めたいと願うお客様は少なくありません。ご家族への気遣いからくる切実な思いです。
結論から申し上げると、初期のご相談は秘密厳守で可能です。しかし、任意売却の手続き自体を最後まで家族に知られずに進めることが法的に禁止されているわけではありませんが、共有名義や連帯保証人の同意が必要な場合など、手続き上、家族に知られる可能性が高くなります。
本記事では、任意売却の専門家として、秘密の相談から、家族の協力を得るためのロードマップ、そして秘密にした場合の致命的なリスクについて、誠実かつ詳細に解説します。

監修
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター/
2級ファイナンシャルプランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/相続診断士
大手不動産仲介会社の法人営業部で任意売却部門を立ち上げ、
銀行・保証会社・破産管財人弁護士と連携し、住宅ローン返済に困難を抱える方々の相談を300件以上担当。
「秘密厳守」の任意売却が直面する3つの壁
債務者本人のご意向を最大限尊重しますが、任意売却は不動産取引であり、以下の手続き上の壁から、秘密の維持が困難になります。
壁1:共有名義者・連帯債務者の「署名・捺印」が必須
- 不動産が共有名義(配偶者や親子)の場合、原則として共有者全員の同意が必要です(民法第251条)。実務上、売買契約や抵当権処理では共有者全員の署名・押印(場合により実印・印鑑証明)が求められることが多く、共有者の同意が得られないと任意売却は難しくなります。
- 配偶者が連帯保証人・連帯債務者である場合も、金融機関との交渉に同意を得る必要がありますが、その過程で家族に知られる可能性が高くなります。
壁2:自宅に届く重要書類と通知
ローンの滞納が進むと、債権者や裁判所から重要書類が自宅宛に送付されます。
- 競売開始決定通知(裁判所送付される封筒)
- 代位弁済通知(保証会社が肩代わりしたことを示す)
- 督促状や催告書
これらの書類を完全に隠し続けるのは難しく、意図せず家族に知られてしまう可能性が非常に高いです。
壁3:物件の「内見(見学)」の調整
任意売却で買主を見つけるためには、購入希望者による内見が必須です。家族が常に在宅している場合、その都度、家族がいない時間帯を見計らって調整し続けるのは現実的ではありません。また、内見時に不自然な様子があれば、買主に不安を与え、契約破談のリスクが高まります。
秘密が明るみに出た際の重大なリスク
問題を隠したまま手続きの最終段階で家族に発覚した場合、単に知られるだけでなく、解決そのものが困難になります。
リスク1:家族の「非協力」による競売移行
最終段階で家族が事態を把握し、ショックや怒りから売却への協力を拒否した場合、手続きはストップします。そうなると、任意売却の期限を逃し、最も避けたかった「競売」に移行してしまうリスクが高まります。
リスク2:信頼関係の崩壊と離婚問題への発展
金銭的な問題だけでなく、信頼を裏切られたというショックから、家族(特に配偶者)との信頼関係が崩壊し、取り返しのつかない離婚問題に発展するケースも少なくありません。
最も安全な進め方:「協力者」への転換を目指すロードマップ
当社では、ご相談者の状況を最優先し、秘密を守りながらも、最終的な解決に向けて家族の「協力者」となってもらうための道筋を提案します。
Step 1:まずは「一人」で専門家に秘密の相談
家族に話す前に、まずは当社にご相談ください。現状を正確に把握し、問題点だけでなく「任意売却という具体的な解決策」を提示できる状態にします。この段階では、ご家族に知られることはありません。
Step 2:家族に「話す内容」と「タイミング」を準備
専門家と一緒に、家族に何を、いつ、どう話すかという計画を練りましょう。
最も重要なのは、「問題が起きた」ではなく、「問題が起きたが、すでに専門家と解決の道筋をつけている」と伝えることです。
Step 3:専門家が「橋渡し役」として同席
ご希望があれば、当社相談員がご家族との話し合いに同席し、専門的な視点から、任意売却の必要性や、家族の協力が最も家族のためになるという点を中立的な立場で説明します。
任意売却 Q&A
- 家族に内緒で手続きを始めた場合、途中でバレたらどうなりますか?
- 最終的に手続きに必要な署名・捺印が得られない場合、任意売却は失敗し、競売に移行します。秘密が発覚して競売になるという、最も避けたい結果になるため、できる限り早い段階で協力体制を築くことが必須です。
- 私の携帯電話にだけ連絡をしてもらうことは可能ですか?
- はい、可能です。当社の担当者からの連絡は、お客様からご指定いただいた携帯電話やメールアドレスのみを使用し、細心の注意を払って対応いたします。
この記事のまとめ:一人で抱える苦しさを、安心に変えるために
任意売却の相談を家族に隠したいというお気持ちは痛いほど理解できますが、隠し続けることは解決の道を閉ざし、かえって家族との関係に深刻な亀裂を生むリスクがあります。
エイミックスは、お客様の秘密を守りつつ、最も安全かつ円満な形で家族の協力を得るための「計画」と「橋渡し役」を提供し、問題解決まで伴走します。
※2025年11月現在。個別の権利関係や法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
家族に内緒で、まずは現状を把握しませんか?
「どこまで秘密にできるのか」「いつ、どう話すのが最適か」など、秘密厳守の初期相談から承ります。
一人で抱え込まず、まずは専門家と共に、解決への道筋を立てましょう。
秘密厳守・相談無料!まずはお電話ください
高齢者の任意売却「住み続けたい」を実現するリースバックの限界と現実

「長年住み慣れた家は残したいが、老後の資金や住宅ローンの返済が苦しい」「リースバックなら家を売っても住み続けられると聞いたが、本当に安全なのか」──
特に高齢者の任意売却の相談において、この「リースバック」に関するお問い合わせは急増しています。
リースバックは、まとまった資金を得て、なおかつ住み続けられるという大きな希望を持つ解決策です。しかし、契約内容を安易に受け入れてしまうと、将来的にかえって生活を苦しくするリスクも潜んでいます。
本記事では、任意売却の専門家として、リースバックの公正なメリットと、特に高齢者が知っておくべき「3つの大きなリスク(限界)」について、正直に解説します。

監修
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター/
2級ファイナンシャルプランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/相続診断士
大手不動産仲介会社の法人営業部で任意売却部門を立ち上げ、
銀行・保証会社・破産管財人弁護士と連携し、住宅ローン返済に困難を抱える方々の相談を300件以上担当。
リースバックとは?高齢者の任意売却における位置づけ
リースバックとは、お客様の自宅を第三者に売却した後、その売却先と賃貸借契約を結び、そのまま賃料を支払って住み続ける仕組みです。
高齢者にとってのリースバックのメリット
- 1.まとまった資金の確保: 売却代金を、残債整理や老後の生活資金、医療費などに充てられる。
- 2.環境の変化なし: 引っ越し不要で、住み慣れた家やコミュニティでの生活を維持できる。
- 3.債権者との交渉: 任意売却のプロセスを利用するため、住宅ローンの債権者(銀行など)の合意を得て、合法的に残債処理が可能となる。
専門家が指摘するリースバックの「3つの大きなリスク」
メリットばかりに目を向けず、特に年金生活に入った高齢者の方は、以下のリスクを理解し、賃貸条件を慎重に検討する必要があります。
リスク1:賃料設定が高く、新たな負担になる可能性がある
リースバックの賃料は、一般の賃貸住宅の相場とは異なり、買主側の「投資利回り」に基づいて設定される場合が多く、高めに設定される傾向があります。そのため、得られた資金を賃料で食いつぶし、かえって老後の家計を圧迫するリスクがあります。契約前に、賃料を生涯にわたって払い続けられるかを厳しく試算すべきです。
なお、リースバックを利用する場合、売買契約と賃貸借契約の双方について、宅地建物取引士による「重要事項説明」(宅建業法第35条)を受ける必要があります。 契約内容の制限、賃料の算定根拠、契約期間、更新の有無、買戻しに関する特約など、法的に重要な事項が書面で説明されるため、必ず内容を確認し、不明点はその場で質問してください。
リスク2:再購入(買戻し)が希望通りにいかない
将来の買戻しを期待する方が多いですが、以下の現実があります。
- 買戻し価格は売却価格より大幅に高く設定される。
- 買戻しを希望する時点で、買主が売却に応じてくれないリスクがある。
- 高齢であるほど、ローンの審査基準(年齢、返済比率、収入の継続性等)を満たすのが難しくなる。
買戻しを前提とする場合は、その条件(価格や時期)を契約書に明確に盛り込むことが必須です。
リスク3:賃貸借契約の期間と終了による退去リスク
リースバックでよく利用される「定期借家契約」は、契約期間(3年~5年など)が満了すると、売却先(大家)の意向で更新せずに退去を求められる可能性があります。普通借家契約と比べて住居の安定性が低く、特に高齢になってからの急な引っ越しは、大きな負担となるため、契約形態をよく確認する必要があります。
失敗を避けるための必須チェックリスト
リースバックを選択する場合は、以下の点を任意売却の専門家や法律専門家と連携して厳しくチェックしてください。
- 賃料の適正評価: 買主の提示した賃料が、周辺相場やご自身の年金収入に見合っているか?
- 契約形態の確認: 普通借家契約(更新が可能)か、定期借家契約(契約終了で退去の可能性)か?
- 買戻し条件の明記: 買戻しの意思があるなら、将来の価格や期間を特約として書面に残しているか?
- 修繕費用の負担: 建物が老朽化している場合、大規模な修繕費用が賃借人(売主)負担になっていないか?
さらに、売主が宅建業者に自宅を売却する場合、一般的なクーリングオフ制度が適用されないケースがあります(宅建業法第37条の2 等)。 そのため、訪問や電話での強引な勧誘、即決を促す説明を受けた場合には特に注意が必要です。契約の前には、第三者の専門家に相談し、冷静な判断を行うことが重要です。
エイミックスなら
エイミックスは、リースバックだけを専門とする会社ではなく、住宅ローンの滞納など返済問題を専門に22年取り組んできた任意売却の専門家です。だからこそ、特定のリースバック会社の利益ではなく、お客様の老後の生活設計を最優先した公正なアドバイスができるのです。
任意売却 Q&A
- リースバック以外に住み続けられる方法はありますか?
- 親族などに一時的に家を買ってもらい、金銭的な余裕ができたときに買い戻す「親族間売買」という方法も選択肢の一つです。税務・法律上の注意点が多いため、専門家にご相談ください。
- リースバックの契約を断ることはできますか?
- 売却先候補の一つとして検討できます。もし条件が合わなければ、通常の任意売却で第三者に売却し、別の賃貸物件に移るという選択も可能です。
この記事のまとめ:公正な判断が老後の安心につながります
リースバックは、資金と住居を同時に確保できる魅力的な手段ですが、特に高齢者の方は、賃料、買戻し、契約形態の「現実」を冷静に見極める必要があります。
エイミックスは、任意売却のプロとして、リースバックの条件が、老後の生活設計を破綻させないかという、公正な視点から最適な生活再建の道筋をご提案します。
※2025年11月現在。個別の契約内容や法律問題については、弁護士等の専門家にご相談ください。
そのリースバック、本当に大丈夫ですか?
「賃料は適正に設定されるの?」「契約の裏にリスクはないのか?」など不安に思われるでしょう。リースバックも任意売却の専門家であるエイミックスにご相談ください。
お客様の老後の生活を最優先し、安心できるアドバイスをいたします。
アドバイスは無料!まずはお電話ください
任意売却後に住宅ローンはまた組める?信用情報の回復と再建のポイント

「任意売却をしたけれど、この先また家を持てるのだろうか」「もう住宅ローンは組めないのでは?」──
大きな決断をされた後、多くの方が将来への不安と生活再建への希望を抱えています。
まずお伝えしたいのは、任意売却をしたからといって、将来の住宅取得の可能性が完全になくなるわけではないということです。
本記事では、任意売却の専門家として、信用情報の回復までに必要な期間と、生活再建に向けてできる一般的な準備のポイントをわかりやすくご紹介します。

監修
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター/
2級ファイナンシャルプランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/相続診断士
大手不動産仲介会社の法人営業部で任意売却部門を立ち上げ、
銀行・保証会社・破産管財人弁護士と連携し、住宅ローン返済に困難を抱える方々の相談を300件以上担当。
任意売却後に「ローンが組めない」と言われる理由
任意売却そのものが問題になるのではなく、その前段階に起こった「住宅ローンの滞納」や「代位弁済」が信用情報に記録されることが影響します。
事故情報(ブラックリスト)の記録期間と影響
- 記録内容: 住宅ローンの長期滞納や、保証会社による代位弁済(保証履行)の記録。
- 信用情報回復期間: 代位弁済などの事故情報は、各信用情報機関の規程に基づき、原則として契約終了後5年以内、あるいは最長7年程度(破産情報等)の期間、信用情報に記録が残るとされています。正確な登録期間は、事故の種類や情報機関によって異なります。正確な登録状況は、ご自身の名義で信用情報機関へ情報開示請求を行い確認してください。
- 影響: この期間中は、住宅ローンを含む新たな借入が難しくなる場合があります。
登録情報が消えれば審査でのマイナス要因が1つ解消されますが、審査合否は信用情報以外(年収・返済負担比率・勤続年数・物件担保評価等)も総合判断されます。したがって、信用情報の回復に加え、家計の安定化や自己資金の準備など総合的な改善が重要です。
住宅ローン再取得に向けた「信用情報回復期間」の考え方
事故情報が消えるまでの期間は、焦らずに生活の立て直しと基盤づくりをする大切な時間です。
1:信用情報の回復を最優先する
債務(残債を含む)の返済を確実に行い、以後の滞納を避けることが最優先です。必要に応じて、信用情報機関に情報開示請求を行い、状態を確認することもできます。
2:頭金(自己資金)の準備を進める
将来、住宅取得を検討する際には、自己資金が多いほど選択肢が広がります。法律上の決まりはありませんが、一般的に自己資金が多いほど、金利優遇や審査上の選択肢が広がる傾向にあります。物件価格の1~2割程度を準備するケースも多いですが、お客様ご自身の家計状況や、将来の借入額を抑えるといった観点から、無理のない範囲で貯蓄を進めることが大切です。
3:家計と収入の安定を重視する
勤続年数や収入の安定は、将来的な審査で重要視されるポイントです。生活再建の段階で家計管理を見直し、無理のない収支を作っていきましょう。
将来の審査に備えるための一般的なポイント
生活が落ち着いてきたら、むやみに申し込むのではなく、タイミングを見極めることが重要です。
ポイント1:申し込みの「タイミング」を誤らない
事故情報が残っている期間は審査に通る可能性が低いため、記録が消えたことを確認した上で検討するのが現実的です。
ポイント2:金融機関の特徴を知る
一般的に、金融機関によって審査基準は異なります。フラット35のように、提携する金融機関が住宅金融支援機構の基準に基づいて審査を行うローンもあり、地方銀行や信用金庫では申込者の事情を個別にヒアリングしてくれるケースもありますが、いずれの場合も信用情報は審査対象となる点に注意が必要です。
ポイント3:任意売却時に専門家へ相談する
エイミックスは『住宅ローン再取得の専門窓口』や特定の金融機関のローンをあっせんする窓口ではありませんが、任意売却のご相談を受ける中で、将来の生活再建に役立つ一般的な考え方や準備のポイントについてお話しさせていただくことがあります。
任意売却 Q&A
- 任意売却後、すぐに家を持つことは不可能ですか?
- すぐに住宅ローンを組むことは難しいですが、信用情報が回復し、生活基盤が整えば、将来的にマイホーム取得を検討できる可能性があります。
- 再取得時に以前の滞納歴を隠した方が良いですか?
- 多くの金融機関は審査の際に信用情報機関へ照会を行いますので、滞納歴などの情報を『隠す』ことは実務上ほぼ不可能です。過去の事情を整理し、現在は家計が安定していることを正直に説明することが重要です。※審査前にご自身でCIC・JICC・KSC等へ開示請求をして、登録状況を確認しておくことをおすすめします。
この記事のまとめ:再起への道は必ずあります
任意売却は終わりではなく、生活を立て直すための新しいスタートラインです。
信用情報の回復には時間がかかりますが、この期間を前向きに活かし、家計の安定や自己資金の準備を行うことで、将来の選択肢は確実に広がります。
エイミックスは、任意売却の解決だけでなく、その後の生活再建に向けたアドバイスも行い、お客様の再起をサポートします。
※2025年11月現在。金融機関の審査や信用情報に関する最終判断については専門機関へご相談ください。
あなたのその先の生活も一緒に考えます
エイミックスは任意売却だけで終わりとは考えていません。売主様の「この後の生活」について寄り添いながら、再起を目指す方には「どんな準備ができるのか」など、将来を見据えたアドバイスを行っています。
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任意売却と債務整理(個人再生)を併用するケースはあるの?

住宅ローンの返済が苦しく、督促や差押予告が届いたうえに、さらにカードローンや消費者金融などの借金も抱えている──
そんな方は、多くいらっしゃいます。住宅ローンを払えなくなる要因は様々ですが、収入の減少など生活を困窮させる要因では、住宅ローンだけの借り入れでは解決せず、借り入れが膨らんでしまうのは必然と言ってもいいでしょう。
そして、そんな方の多くが任意売却で家を手放しても「残りの借金はどうなるのだろう?」という二重の不安を感じています。
そこで本記事では、任意売却の専門家として、不動産の問題と借金の問題の両方を根本的に解決するケースを解説します。
債務整理(任意整理・個人再生)という法律的な手段を併用することで、競売を避け、借金の負担を最小限に抑えて再スタートを切るための具体的な進め方をご紹介します。

監修
細貝 和弘(ほそがい かずひろ)
宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター/
2級ファイナンシャルプランニング技能士/賃貸不動産経営管理士/相続診断士
大手不動産仲介会社の法人営業部で任意売却部門を立ち上げ、
銀行・保証会社・破産管財人弁護士と連携し、住宅ローン返済に困難を抱える方々の相談を300件以上担当。
任意売却だけでは「借金」がすべて解決するわけではない。
任意売却は、住宅ローンを返済できなくなった不動産を市場に近い価格で売却し、競売を避けるための最善策です。
しかし、任意売却で解決できるのは「担保に入れた不動産の問題」が中心であり、そのほかの借り入れがあった場合など、状況によってはすべての債務がなくなるわけではありません。
残債と一般債務が残る現実
- 1.住宅ローンの残債: 売却額がローン残高を下回った場合(オーバーローン)、残った借金は一般債務として残ります。
- 2.一般債務: クレジットカード、カードローン、事業融資など、不動産を担保にしていない借金は売却後も全額が残ります。
これらの残った借金の返済計画を立て直すには、任意売却とは別に、債務整理という法律的な手続きが必要になる場合があります。
生活再建のための2つの法律手続き:債務整理と個人再生
残った借金を整理するための主な方法には、「任意整理」と「個人再生」があります。これらは弁護士や司法書士などの法律専門家が行う手続きです。
任意売却と併用することで、借金全体の負担を大幅に軽減できます。
① 任意整理(裁判所を介さない交渉)
将来利息の減免や分割返済などについて、債権者と交渉して合意を目指す手続きです。比較的短期間で手続きが可能です。
【任意売却との関係】 比較的少額の一般債務や、売却後の住宅ローン残債の整理に活用されます。
② 個人再生(裁判所を介した借金の大幅減額)
個人再生は、裁判所を通じて借金総額を減額する法的手続きです。
減額後の返済額は、借金総額や保有財産などから 法律で定められた基準に沿って個別に算定されます。(実務上は大幅に減額される例も多いものの、最終的な減額幅は一律ではなく、個別の状況に応じて裁判所が決定します。)
【任意売却との関係】 個人再生には「住宅ローン特則」がありますが、不動産を手放す任意売却を選択する場合は、住宅を残すための制度である特則は利用できません。借金全体を整理するため、手続きの順序が非常に重要になります。
任意売却と法律手続きを「併用」する3つのメリット
メリット1:残債の負担を最小限に抑えられる
任意売却でまず不動産を適正価格で売却し、残った債務を個人再生などで法的に大幅にカットすることで、再建への道筋が明確になります。
メリット2:負担となっている複数の借金から解放される
住宅ローン残債だけでなく、カードローンや消費者金融など、複数の債務をまとめて整理できるため、再建後の家計が安定します。
メリット3:再スタートへの安心感が高まる
「家」と「お金」という二大不安の根源に同時に解決策を講じることで、心理的な負担が軽減され、新しい生活に前向きになれます。
最適な「タイミング」と専門家の役割
任意売却と債務整理を並行する場合、手続きの順序を間違えると、希望通りに借金が減額できないなどのリスクが生じます。
必ず、不動産と法律の両方に詳しい専門家の助言を得てください。
推奨される進め方:任意売却 → 残債確定 → 債務整理
任意売却で物件を売却した後に残債が確定してから、個人再生や自己破産といった債務整理へ進むのが一般的な流れです。ただし、債務整理が必要かどうか、どの方法が最適かは、売却前の段階で法律専門家に相談しておくことが重要です。
売却後に残債が想定よりも大きくなる場合や、そもそも任意売却より先に法的整理を進めた方がよいケースもあるため、事前の判断が欠かせません。
任意売却の流れを「心の変化」で見る(債務整理へのステップ)
任意売却の手続きは複雑に見えますが、実際には心の変化が道しるべになります。
| 段階 | 心の状態 | よくある悩み | 専門家ができること(債務整理への視点) |
|---|---|---|---|
| ① 不安のピーク | 毎日が苦しい、眠れない | 督促・差押の恐怖、ローン以外の借金の不安 | 状況整理と選択肢の提示。多重債務の場合の法律専門家連携の可能性に言及。 |
| ② 気持ちが軽くなる | 相談だけで安心感が出る | 家族への説明方法、借金すべてが解決するのか? | 必要書類や手続きの説明サポート。借金全体を見据えたライフプランのヒアリング。 |
| ③ 腹が決まる | 先が見えてくる | 引っ越しの不安、売却後の残債はどうなるか? | 計画づくり・各手続きサポート。残債確定後の債務整理の選択肢を具体的に提示。 |
| ④ 前を向ける | 再出発への意欲 | 残債・一般債務の整理と返済 | 信頼できる法律専門家(弁護士等)への引継ぎ・連携サポート。 |
任意売却 Q&A
- 任意売却はどんな人に向いていますか?
- 住宅ローンが苦しい方、差押や競売開始の通知を受けた方、家計の立て直しをしたい方に向いています。
- 住宅ローン以外の借金もまとめて相談できますか?
- お客様の借金問題をトータルで解決するためには、全体を見ながら進めることが大切です。当社は不動産の売却に特化していますが、債務整理については提携する弁護士・司法書士をご紹介する体制を整えており、必要に応じて連携しながら全体の流れをサポートしています。
この記事のまとめと専門家との連携について
真の生活再建には、不動産の問題解決(任意売却)と、借金全体の問題解決(債務整理・個人再生)の両方が必要になるケースがあります。
特に両者を並行して進めるには、不動産の専門知識と法的な専門知識の両方が必要となります。
エイミックスは、任意売却の専門家として、不動産における最適な解決策を提示し、法的手続きについては法律専門家をご紹介・連携することで、ワンストップのサポートを致します。
※当社から弁護士紹介料等は一切発生しませんのでご安心ください
※初回の法律相談への同席も可能です。(弁護士の了承が必要。弁護士が同席を拒否する場合もあります。)
【重要】
本記事は、債務整理に関する一般的な制度を解説するものであり、具体的な法律相談や法的判断の提供ではありません。個別の債務問題や法的手続きについては、必ず弁護士または司法書士へご相談いただくことが必要です。
※2025年11月現在。個別事情は必ず専門家へご相談ください。
借金問題もまとめてエイミックスにご相談ください!
「誰にも話せない」「まずは状況を整理したい」という方も、借金全体を視野に入れた解決策について、お気軽にご相談ください。
任意売却のプロとして、法律専門家との連携も視野に入れたワンストップのサポート体制を整えています。
任意売却と債務整理、両方の不安を解消します!相談無料



















