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任意売却後の残債務はどうなる?

任意売却をしても残債がすべてなくなるわけではありませんが、債権者と協議の上でご相談者様の生活の再建に支障が出ない範囲で、ローンの残債務を少しずつ返済していくことが可能です。また、状況によっては残債務を圧縮した状態での一括弁済に債権者が応じることもあります。

1.任意売却後の返済の方法は?

砂時計

私たちにご相談いただく中で「任意売却後の残債務はどうなるのか?」とよく聞かれます。

答えは、出来る範囲での毎月返済のお約束です。任意売却後は、少しづつ無理せず残債務を返済していくことになります。

皆さん「えっ?!」と言う反応がほとんどです。

但しいくらでも良いという訳ではありません。任意売却を行ったときの債務者の収入状況にもよりますが、月々1万円程度の返済で債権者と話がつくケースが多くなっています。

具体的に説明しますと、仮に住宅ローン残債務が2500万あるとします。任意売却で債権者に1500万を返済することが出来たとすると、住宅ローンの無担保債権額が1000万ということになりますね?

そして、この残った1000万をお話したように月々1万円での返済ということになると…1000ヶ月払い!?

なにそれ?!いったい金利はどうなるの?という話になりますが、月々の返済は全て元金に充当されいきます。

但し、金利についてはどんどん膨らんでいくのですが、全額返済できたとしたら金利については減免してくれるのです。とは言うものの「1000ヶ月」って…となりますよね。何年?計算すると1000÷12で83.3年になります。

これはもう亡くなってしまってますよね。そうなんです。死亡時に相続しなければそれで債務は消えます。こういうからくりです。
但しこれは公庫などの公的機関からお金を借入している方の場合の話です。銀行等のプロパーの融資についてはまた別の方法の処理になります。

では、公的融資以外の俗に言う銀行のプロパーの貸金の場合をお話しましょう。

担保の自宅を売却して残った債権の事は、業界では「ポンカス債権」(俗語ですが)などと呼ばれています。

金融機関は不良債権化した担保不動産を処理して換価し、損益を確定させてそのポンカス債権をサービサー(債権回収会社)に譲渡します。

ポンカス債権を購入するサービサーは額面通りの債権額で購入するのではなく、額面の僅か数パーセントで買入れ、債権者となるのです。

例えばですが、3000万円のポンカス債権をサービサーへ譲渡されて債権者となった場合、購入した金額は、2%で買ったと考えて60万円、債務者から月々1万円での返済を受けたとして、60回ですべて満額の回収ができるわけです。

したがって、サービサーとの交渉次第では、格安で一括返済の交渉ができる場合もあります。その結果、住宅ローンを数十分の一程度に圧縮できる可能性もあるのです。

2.債権譲渡を繰り返すうちに一部債務免除になるケースもある

好転

少しずつ返済している間に債権譲渡が繰り返されて返済先が変わっていくうちに、「まとめていくらお支払いただければ債務免除しますよ」という提案を債権者から受ける場合もあります。債権譲渡のたびに債権額が圧縮されているのがその原因です。

任意売却直後のローンの残債が1000万円近くありましたが、数年間の返済の間に債権譲渡が繰り返され、最終的に50万円の一括金で債務免除の話がついたケースもあります。

任意売却後の残債に関しては必ずこうだという決まりがあるわけではなく、ケースバイケースとなります。


3.ご事情から収入の目処が立たない場合

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