定年で収入減った上に両親の介護が…返済辛くなり任意売却

東京都内で新築木造戸建住宅を購入した山本様(仮名)。当時は収入も十分あったので困らなかったのですが、60歳の定年後から景気の低迷もあり収入激減。またさらにはご両親の介護も重なり…
任意売却相談者 東京都墨田区 山本様(仮名)の解決事例 |
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年齢 70歳 職業 会社員 家族 祖母・妻・子供 住所 東京都墨田区 残債 2,500万円 売却価格 2,500万円 債権者 みずほ銀行 |
相談内容
住宅ローンの延滞7か月で電話による相談を受けました。結婚して二人の子供をもうけ、しばらく京都に住んでましたが、故郷の東京に戻ってくることになりました。当時は建築設備関係の資格を活かしてビルの設備維持の仕事に従事しており、専門的な資格を活かしてそれなりの収入を維持していたことから、東京都内で新築木造戸建住宅を購入しました。当時は収入も十分あり、夫婦共働きで世帯収入もよく、住宅ローンの返済に困ることはありませんでしたが、60歳の定年後から収入は減少し、さらに景気の影響もあり、予定より早期に定年退職。嘱託社員として勤務するようになった頃から住宅ローンの返済に困るようになってきました。
また、夫婦のご両親の介護が重なり、介護費用がかかるのと同時に、フルタイムでの仕事を行うのもままならなくなってきており、収入は減少するのに必要な生活費は増加し、預金を取り崩しての生活を続けるも、預金も底をつき、返済が滞るようになりました。6か月延滞した頃に銀行から競売開始決定の通知が自宅に届き、その後、矢継ぎ早に、自宅に裁判所の執行官が訪れ競売の準備が開始されました。自宅には90歳を超える両親が寝たきりで住んでおり、今の自宅から転居させることはできないという状況の中で、悩みを抱えながら弊社に望みをかけて相談に訪れたとのことでした。
提案内容と解決方法
面談時には数社の不動産会社を訪問したが納得いく解決策がなく、弊社を訪れた時は非常に悩ましい様子でした。他社ではセール&リースバックの方法で自宅を会社へ売却し、その後、買い取った会社から自宅を賃借する方法の提案を受けていたが賃貸開始後の賃料が高額で支払っていけるか心配なことが悩みの種でした。競売が進行していることは同居する家族には秘密にしておりひとりで悩んでましたが弊社では話を聞き、まず、ご家族と相談されるように提案させていただきました。二人の子供は、定職を持ち、お二人ともしっかりと生活をされており金融機関からの信用もあることから、2回目の面談でご長男にも同席していただき、ご本人様のご自宅をご長男が買取ることで所有権を移転し、ご長男が住宅ローンを借り入れることで、ご本人の債務を返済されることを提案させていただきました。
結果
ご長男が父親所有の不動産を買い取ることで、父親は競売により自宅から強制退去させられる危機を免れ、高齢で寝たきりの両親は自宅で療養を継続することができ、息子は若いころから父親に迷惑ばかりかけてきたが恩返しすることができたと喜び。またスムーズに不動産という資産を相続することができ、転居を伴わずに競売の危機を回避し、ご家族の皆様で幸せにご自宅に住み続けることが可能になりました。
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