取引先の煽りで連鎖倒産し任意売却。しかし直前に差し押さえが!

取引先倒産の煽りを受け連鎖倒産した井田様(仮名)ある日「競売になります」と書かれた代位弁済通知が届きます。競売を避けるためにも債権者への早急な対応が必要で…
任意売却相談者 愛知県岡崎市 井田様(仮名)の解決事例 |
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年齢 54歳 職業 自営業 家族 住所 愛知県岡崎市 残債 1,600万円 売却価格 1,150万円 債権者 SMBC債権回収 |
相談内容
井田様(仮名)から電話を受けたのは、もうすぐ3月も終わり春の暖かさが感じられると思った矢先、冷たい雨が降り一気に2月のような寒さに戻った日のことでした。井田様(仮名)からのお電話の内容は、「会社が取引先の倒産に煽りを受け、立ち行かなくなってしまいました。何とか頑張っていたものの、住宅ローンの返済を滞納してしまい、「代位弁済通知というのが送付されて、競売にかけるとその書類には書いているのですが、これはどうしたらいいでしょうか?」との事でした。この状態では、債権者に対しての早急な対応が必要ですので、至急にお会いする必要があることをご理解頂き、2時間強をかけて井田様(仮名)様のもとへ駆けつけました。
提案内容と解決方法
まず、このまま競売になるのを避ける為に、すぐに債権者とコンタクトを取り、任意売却の申し出をしました。債権者との話し合いで、任意売却期間を設けて頂き、競売申出の延期をしてもらいました。次に、井田様(仮名)のご希望に沿えるよう、私たちの提携している弁護士事務所に一緒に赴き、弁護士に会社立て直しを法的な方法で解決することを依頼しました。
不動産の方は債権者の同意を得て販売を開始しましたが…
結果
井田様(仮名)のご自宅は、自然豊かな地域の市街化調整区域にございました。この状況から、販売は長期化することを懸念していましたが、販売開始から2週間で、購入の申し込みが地元の不動産業者から有りました。購入の申し込みが有ったものの、井田様(仮名)は、会社の法的な手続き等で引越しをする金銭的な余裕がございませんでした。そこで、債権者に返済する返済金の中から引越し代を多く控除してもらい、何とかお引越しするための金額を確保できました。購入者の不動産業者にもお引越しの期日的な猶予もいただき、いざ最終的な決済を迎えようとしていた矢先、大変なことがございました。井田様(仮名)の不動産に行政機関からの差押が入ったのです。
差し押さえが入ったままでは、売却もできませんので、急ぎ行政機関に出向き、井田様(仮名)の代理で差押の解除を交渉し、と同時に、解除するための金銭の確保をこれもまた、井田様(仮名)に負担をかけぬよう、負担してもらうように債権者に交渉をしました。結果、差押解除に金銭の確保の件も話がうまくまとまり、無事に決済となりました。
今では、ご自宅は無くなりましたが、法的な手続きの元で、自身の会社再建に忙しく奔走しておられます。元々、取引会社の倒産の煽りを受けての業績悪化でしたので、近いうちに仕事において“大輪の花”を咲かせられることと思います。
井田様(仮名)の事例のポイント
- 取引先の倒産の煽りで連鎖倒産。代位弁済通知が届く。
- 競売回避の為、債権者にすぐ連絡し任意売却の申し出を行う。
- 引っ越し代確保や差し押さえ解除など困難でしたが、無事売却。
- 今は、会社再建に忙しく走り回る日々。
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