リストラからの転職で年収が半分。さらに心臓病も患い任意売却

人材派遣会社に勤務し購入当時の年収は1200万円ほどあった芦原様(仮名)その後派遣法改正で業界は大きな影響を受け、芦原様も年収が半分まで下がってしまう…その後人員整理で退職まで追いこまれその上に…
任意売却相談者 兵庫県西宮市 芦原様(仮名)の解決事例 |
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年齢 50歳 職業 会社員(人材派遣会社) 家族 妻 住所 兵庫県西宮市 残債 3,700万円 売却価格 3,450万円 |
相談内容
相談者の芦原様(仮名)は、約19年人材派遣業で勤務され、当時の年収は1200万円でした。
夫婦共働きでお子様はおられず、平成14年に5,300万円で新築の分譲マンションを購入。管理費・修繕積立金等も合わせて、月々の返済は30万円程度払っていましたが、鳩山政権時の派遣法改正で、人材派遣業界がは大きな影響を受けてしまい、そのことで仕事は大幅に減り、当然ながら年収も約半分になってしまいました。
そしてさらには、会社としての不振から、人員整理があり、そこで退職を余儀なくされた形になりました。そのタイミングで一時的に奥様も会社を辞めており、そこからの再就職は、年齢のこともあり簡単には見つからない状況でした。そうしているうちに、生活費の足りない分を補填するところからカードローンに手を出していくようになってしまいました。
その後芦原様は、転職先が見つかり、気持も新たに再出発しました。しかし、先の会社を退職してから約1年間の無職期間でしたので、カードローンの返済はもとより、税金やマンションの管理費も追いつかず、そんなタイミングで不幸なことに芦原様は心臓の病に倒れられ、その入院費用も高額で、住宅ローンの返済は遅れながらになっていき、滞納をするようになりました。この状態が続けば、いつ家に住めなくなるのかと不安をお持ちになり、ご相談に至りました。
解決方法
面談時にはすでに滞納を6回されている状況。
芦原様のマンションは、西宮市内の臨海側で、震災後、心理的な影響もあり流通性は劣る地区でしたが、この物件にある共用施設(フィットネスジムやシアタールーム、温浴施設など)は、グレードが高く、周辺の競合物件と比較しても有利で、さらにお部屋は15階で、眺望良く、角部屋で間取りも4LDKという高条件でした。
また、棟内の競合物件も高値で売り出されていることに加え、売却されている物件も希少であった為、本物件も高額での売却の期待が高まる。
そこで、芦原様には、任意売却のメリットを説明させて頂き、税金の滞納もありましたが、それに関しては、税金の分割納税を差押が付かないように提案させて頂きました。
結果
当社査定は3,550万円でした。
売出当初、当該物件の階下で競合物件が4,780万円の価格で売り出されていた為、債権者評価も高くなり、高額設定の4,300万円での価格設定で販売開始となりました。
当然ながら、内覧者もなかなか現れることもなく3ヶ月が過ぎました。
そのうちに競合物件が3,650万円で突然の成約となった為、値崩れが始まり、競合物件を購入出来なかった2番手の見込み客がこちらに流れ、内覧。その後値段交渉の末に無事契約となりました。
そして、残債務を少なくすることも出来、分割弁済となりました。
芦原様の事例のポイント
- 年収が半分になり、その後退職。生活費の補填にカードローンを。
- 流通性に劣るエリアも、競合物件よりもグレード高く高値売却期待。
- 当初査定3,550万円に対し階下競合4,780万円で4,300万円での販売活動となる。
- 内覧者も現れることなく3ヶ月が経過。競合が値崩れし、値段交渉の末無事契約。
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