倒産後、職を転々としてたら給料どんどん減って住宅ローンが無理

会社の倒産などが重なり、奥様と共働きで月50万円あった世帯年収が17万円まで減少…奥様は病気を患い自宅療養。税金、奥様の病院代、娘の学費などが積み重なり…
任意売却相談者 兵庫県神戸市垂水区 A様の解決事例 |
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年齢 54歳 職業 無職 家族 妻・子 住所 兵庫県神戸市垂水区 残債 1,700万円 売却価格 1,400万円 債権者 住宅債権管理回収機構 他 |
相談内容
相談者(旦那様)は義理の父親の清掃会社で働いていました。
相談者と奥様は共働きでしたので、2人で毎月50万円位の給料がありました。
その会社が2年前に倒産し、その後いろいろ転職を繰り返した結果、収入が17万円まで減少。
また奥様は子宮内膜症を発症し手術を受け、現在無職で自宅療養中です。
転職するまでは住宅ローンの支払い等は滞る事はなかったのですが、税金、奥様の病院代、娘の学費も重なり、住宅ローンの支払継続は困難であると判断し相談に来られました。
主債務者はご主人様、連帯債務者は奥様、連帯保証人は奥様の父親ということでした。
面談時は、1番抵当権者が住宅金融支援機構、2番抵当権者が年金福祉、3番抵当権者に銀行の抵当権設定があり、2番抵当、3番抵当は既に期限の利益は喪失していて一括返済を求められているという状態でした。
提案内容と解決方法
ご本人・奥様・義理のお父様から状況を聞きながら、今のままでは破綻してしまいそれが奥様や義理のお父様にまで連鎖してしまうことをご説明しご理解を頂きました。
2番抵当と3番抵当がすでに期限の利益を喪失して一括返済を求められていることから、任意売却を行わなければいずれ競売になってしまうことをご納得頂き、任意売却で進めていくことが一番負担が少なくなることをご理解頂き、任意売却のメリット、デメリットを説明しました。
しかし奥様と義理のお父様は任意売却をすると残債務が残ることを懸念されてなかなか納得がいかない様子でした。
奥様と義理のお父様には状況を分かりやすく説明するために、現在の収支状況から継続返済が困難である事実を理解頂き、このまま放置しておくと競売での処理となってしまい、より多くの残債が残ってしまうリスクをご理解頂きました。
そして最終的には奥様も義理のお父様も任意売却での自宅売却しか現状を打開する方法がないことにご納得頂きました。
結果
物件の周辺状況は、競合物件が多く、間取り、眺望、配置など特徴のある住戸から売れていっており、本物件は、特にこれといった特色の無いでしたので、「これは販売は長期に渡るだろう…」と思っておりました。
そして予想通り、売却活動開始から11ヶ月経過しやっとのことで買主が見つかり任意売却完了となりました。
売れた決め手は、任意売却活動の際、債務者様へは引越しと、債務者様の本業である清掃の仕事を生かし室内の清掃をご提案し、とても丁寧に清掃頂いたことで購入者の印象も良くなり、購入するという決断に繋がったものだと思います。
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