うつ病で退職、期限の利益喪失で競売の通知が来る

大手企業で年収もあった青木様(仮名)でしたが、新しい上司との折り合いも悪くなり慢性的にストレスを抱える状態に…我慢を重ねましたがついには仕事へも行けなくなり…
任意売却相談者 埼玉県川口市 青木様(仮名)の解決事例 |
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年齢 48歳 職業 会社員 家族 妻 住所 埼玉県川口市 残債 2,500万円 売却価格 2,400万円 交渉債権者 地方銀行 |
相談内容
青木様は、36歳で3600万円の住宅ローンを組み、一戸建てを購入しました。当時の収入は年収700万円程度。
大手企業で経理部門に所属していましたが、他社との経営の統合が行われ、新組織となったことで、新しく上司となった人との折り合いも悪くなり、以前の勤務よりも多くのストレスを慢性的に抱える状態になっていました。
我慢に我慢を重ね、無心で働いてきましたが、無理をし過ぎたことで体調が悪くなり、仕事に行くのも困難な状況に。奥様の勧めで病院に行ったところ、診断の結果はうつ病。
その後投薬などの治療をするものの、うつ病は悪化していき、仕事に行くことが全くできなくなりました。そしてその結果、退職を余儀なくされることに。
しばらくは失業保険をもらいながら療養し、その後なんとか転職することはできましたが、家の購入をしたその時の収入に比べて大幅に減ってしまいました。当然住宅ローンの返済が困難になり、滞納が続いていたある時に、銀行から「期限の利益の喪失」通知が届き、競売にするとの通知が来たという状況です。
解決方法
住宅ローンを組んだ時から収入は半分以下になっていて、失業保険の支給がなくなった後はうつ病の回復次第ですが、元の年収700万円の支払いは難しい状況と判断され、この状態で住宅ローンの返済を続けるのは難しいという結論になりました。
現に、奥様もパートをされていましたが、家計は自転車操業状態でクレジットカードのキャッシングに頼っており、このままいくと、更に借り入れが増え、借金は雪だるま式に増えてしまうという悪循環に陥ってしまう状況でした。
青木様の心情としては自己破産をしてしまうのは避けたいというお話があったので、収入と支出のバランスを確認し分析。今の状況から、家賃の安い賃貸物件に引越しをする事ができれば、自己破産を回避できるだろうと判断いたしました。
そこでまずは、任意売却を進め、今の生活を再建していくことで、お金のことで悩む生活から開放され、今後の自身の生活を前向きに考えられることが最善策ですとご提案しました。
結果
抵当権者の銀行へ連絡を行い、生活環境は変わってきていることを説明。今の現状では返済が難しいということを理解して頂き、任意売却の開始に協力いただくことで了承。遅延損害金などについても話し合いを進め、少しでも債務を減らすことで合意しました。
債権者の担当者が当初言っていたことは、代位弁済がされてからすぐに競売の手続きに入る予定であるとのことでしたが、事前に連絡をして任意売却の意思を伝えたことで競売を待ってもらえました。
売却開始から当社で販売活動を行い、無事に3ヶ月という期間で任意売却が成立しました。
任意売却の手続きが比較的早かったので、売却までの間住宅ローンの返済をしなければならなかったところを貯めることができるようになったてめ、多少の引越資金の余裕ができ、安い家賃の賃貸物件に引越も出来ました。
とにかく今までの借金のストレスの解消が大きかったのか、精神的に変化が起き、うつ病も症状は良くなっていき、それもあり、幸いにも新しい仕事が見つかり、人生に前向きになったとのことです。
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