大阪府摂津市 「競売寸前売却でき全額返済!」 鶴野様(仮名)(73歳)
二世帯住宅収入減少自営業
地 域 | 関西 |
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都 道 府 県 | 大阪府摂津市 |
建物種別(戸建・マンション) | 戸建住宅 |
原 因 | 収入減少 |
交渉債権者 | 整理回収機構 |
緊 急 度 | ★★★★★(滞納7ヶ月目) |
相談内容
所有者の長男の妻からの相談でした。
土地は舅(主人の父親)名義。建物は舅、長男(相談者の主人)、次男の共有名義です。建物は鉄骨3階建の二世帯住宅仕様、1階は以前、舅が豆腐屋を営業しており店舗仕様となっています。土地は元々姑名義で借入はありませんでしたが、平成2年に建物建築資金として、石川BKで姑、長男、次男の収入合算により住宅ローン3500万円を組みました。
破綻し整理回収機構が窓口となり返済を継続していましたが、毎月20万円の返済でした。8年前に舅の商売がうまく行かず、住宅ローンの減額返済手続きした経緯がありました。舅は1年前に自営業を辞め、現在は年金生活。また長男もリーマンショックで転職しましたが、長続きせず退職し再度転職。舅に内緒で債務整理もしています。
建築後間もなく、次男が引越した為、住宅ローン返済の内訳は舅と長男が支払っておりました。長男は毎月、姑へ決められた金額を支払っておりましたが、舅が返済を滞っており、相談時点でローン滞納7回目で督促状を発見しました。舅は長男宛ての督促状等を隠しており気付いた時には債権者から競売の打診がありました。舅、長男、次男は不仲であり、今後の相談でお伺いしました。
解決方法
面談時点では、誰も滞納解消する資金やローンの返済をする資金が無く、住宅ローンの残債務540万円、市役所への滞納税は226万円。不動産の査定は、1500万円程度であった為、売却すれば全額返済可能な状況でした。住宅ローンの返済を止めながら売却活動を提案。債権者へも事情を考慮頂き、競売着手延期の交渉を行うことになりました。
結果
店舗付き二世帯住宅という当該地域では特殊な建物であった為、建物の再利用は難しいと感じましたが、本人の売出希望価格1800万円でスタートしました。販売活動開始するも全く反響がありませんでした。競売着手までカウントダウンが始まりましたので、本人に引越費用や当面の生活費用等の売却代金から経費計算し、納得いただいた上で、更地価格で再査定し建売業者へ打診し購入頂きました。
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