住宅ローンが払えずに一括請求され銀行口座の凍結をされたら?

住宅ローンが払えなくなって滞納してしまうとすぐに銀行口座を凍結されてしまうのでしょうか?
結論からお伝えしますと住宅ローンを滞納したからといってすぐに銀行口座を凍結されてしまうようなことになることはありませんのでご安心ください。
ただし住宅ローンをずっと滞納し続けると銀行の口座を凍結されるようなことになってしまいますので住宅ローンが払えないからといって放置しないようにしてください。
一括請求後銀行口座の凍結が行われると
まず住宅ローンを滞納してステージが進んでいくとあるタイミングで銀行口座を凍結されてしまいます。
銀行口座が凍結されるタイミングは住宅ローンの滞納をだいたい3〜6回程度してしまって期限の利益を失って分割払いできなくなって一括請求されたときです。
期限の利益を失って一括請求された後に住宅ローンの引き落としをしていた銀行口座からの出金が一切できなくなります。
ATMに行ってキャッシュカードを入れても処理できませんと返ってくるのです。
そしてその銀行口座に残っていたお金は全部返済に勝手に充当されてしまいます。
住宅ローンの引き落としができていなかったのですから口座にお金が残っていたとしても毎月の住宅ローンの返済分以下の金額だと思います。
それでもそのお金を当てにしていてATMにおろしにいってキャッシュカードが使えないことに気づくことが多いです。
そしてその銀行の口座残高は0円と記載されています。
口座凍結で返済に充当された分は戻ってこない
- 住宅ローンの金額までは残金が無かったがその他の携帯料金や光熱費を引き落としにしていて残金があったがその分を持っていかれてしまった。
- 給料やその他の収入や返金などの入金がその口座に入ったがその分を全部持っていかれてしまった。
- 当面の食費や生活費として銀行口座に残しておいた分を全部持っていかれてしまってしまった。
などの場合です。
銀行口座が凍結されてしまった後に住宅ローンの返済に充当されてしまった分は残念ながら戻ってくることはありません。
過去に一度だけお金が引き出せないことで本当に困ってある方法で銀行に掛け合ったところ一時的に口座の凍結を解除してもらってお金を引き出すことができたご相談者様がいらっしゃいました。
ただまだ口座に残高が残っていて住宅ローンの返済に充当される前に口座から出金できないだけの状況だったのでできたのかもしれません。
それ以外に強制的に充当された分が戻ってきたという事例は悲しいですが聞いた事がありません。
どちらにしろ銀行に口座を凍結されてしまったあとはその口座の残金は諦めざるを得ないということです。
一括請求されて口座凍結されたあとに口座残高を住宅ローンの返済に充当したからといって元の分割払いに戻るわけではありません。
あくまで一括請求分の一部に充当されるだけです。
変な話ですが充当されなければ当面の生活費や食費などにも使えたお金です。
一括請求の一部分として充当されても焼け石に水なので取られ損になります。
なので一括請求をされたタイミングでその後は住宅ローンの引き落とし口座は使えないので入金がないようにしておくというのが注意点となります。
口座凍結される前に任意売却専門業者へ相談を
特に住宅ローンのボーナス払いが払えずにその後の月々払いが引き落としされなかった状況で、一括での請求を行われてしまった場合は、引き落とし口座にそれなりの残高が残っていることが多いので全部持っていかれるまえにとりあえず手元におろしておいたほうがいいでしょう。
住宅ローンを払えなくなって早い段階でご相談を頂いている方には私たちは必ず上記の内容をお教えしてそうならないように注意してもらっています。
銀行口座を凍結されてお金を吸い取られてしまった後にご相談を頂いても残念ながらお金を取り戻すことは難しいです。
住宅ローンが払えなくなったらできるだけ早い段階で経験豊富な当社にご相談だけでもしていただくとこのようなことも防ぐことができます。
もちろん住宅ローンが払えなくなりそうだという段階でもけっこうです。
私たちは住宅ローンの返済でお困りのご相談者様にとって一番よい解決方法をご相談者さまと一緒に一生懸命考えます。
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任意売却相談員 細貝 和弘(ほそがい かずひろ) 大手不動産仲介会社の法人営業部の責任者として任意売却部門を立ち上げ、銀行や信用保証会社、債権回収会社および破産管財人弁護士の任意売却サポート、そして住宅ローンの返済に困窮した方々の300件以上の任意売却コンサルティングを行ってきた任意売却の専門家。 |
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