離婚調停が泥沼化しているうちに住宅ローンを滞納したが任意売却で解決!

自分がいくら離婚したいと思っていても離婚するためには当然ながら相手方の同意が必要になります。
離婚を持ちかけたときに相手方が離婚に応じれば離婚届に両名の印鑑を押して役所に提出すれば正式に離婚成立となります。
しかし相手方が話し合いで離婚に応じない場合は第三者に間に入ってもらって離婚調停や裁判を行わなければならなくなります。
これがけっこうくせもので何が一番大変かというとものすごく時間がかかるということです。
裁判所や調停委員がこうしなさいと一発で決めてくれるものではなく、話し合いの機会を設けてお互いが納得する形での和解を目指す方向性になるからです。
離婚でもめているうちに住宅ローンが払えなくなった
今回のご相談者は離婚でもめ始めてから1年くらいが経過していたのですが離婚の出口は全く見えない状況が続いていて、そうこうしているうちに家の住宅ローンが払えなくなってしまったのです。
離婚調停が始まってからの1年でご主人であるご相談者様は家を出て賃貸アパートを借りて生活をしていました。その間ずっと賃貸アパートの家賃と家のローンをダブルで払い続けてきていたのです。
最初のうちはいくらなんでも半年くらいすれば決着するだろうと考えていてアパートの家賃と家の住宅ローンの両方を払って生活費を払うとほとんどお金が残らないか若干の赤字くらいだったのですがなんとか持つだろうと考えていました。
しかし1年たってもまだ離婚調停が決着する目処が立たないためご相談者様としてもいつまでこのままアパートの家賃と家の住宅ローンの両方を払い続けることはできないと思っていた矢先に会社のボーナスが大幅に減額となってしまい、とうとう家の住宅ローンのボーナス払いが払えなくなってしまったとのことでのご相談でした。
ご相談者様としてはもう家の住宅ローンは払えないので任意売却をすることには賛成でした。
しかし離婚調停中の奥さんに自分から話をするのは絶対にまったくもって嫌だということで、私どもが間に入り奥さんにも話をしたのでした。
奥さんも住宅ローンの連帯保証人になっており、パート勤めで今の家の住宅ローンを肩代わりできる余力もないため、競売になってしまって多くの債務が残るよりは任意売却で少しでも残債務が少なくなるように売却することに何度かお話をしてご納得頂いたのです。
こんなことならもっと早く任意売却いてたら良かった…
そして任意売却を行っている最中は奥さんに買主の案内時の立会いをして頂いて何とか任意売却で家を売却することができました。
たまたまですがそのタイミングで離婚調停も結論がでて離婚が成立する見込みとなりご主人はそんなことならもっと早く任意売却しておけばよかったとしみじみとおっしゃっておりました。
離婚の話し合いや調停が長期化しそうなときは家の住宅ローンの清算をどうするのかも考えておかなければ時間だけが過ぎてしまいその期間にお金も時間も奪われてしまうことになりかねません。
戸籍上の離婚ももちろん大切なのですが、家の住宅ローンをどうするのかも離婚の話し合いを始めたタイミングで考えた方が解決は早いことが多いです。
離婚の話し合いをしているが買った家をどうすればいいのか分からないとお悩みの方はぜひ経験豊富な当社にご相談ください。
私たちはご相談者様にとって一番良い形での問題解決方法をご相談者様と一緒に一生懸命に考えます。
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任意売却相談員 細貝 和弘(ほそがい かずひろ) 大手不動産仲介会社の法人営業部の責任者として任意売却部門を立ち上げ、銀行や信用保証会社、債権回収会社および破産管財人弁護士の任意売却サポート、そして住宅ローンの返済に困窮した方々の300件以上の任意売却コンサルティングを行ってきた任意売却の専門家。 |
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